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JP1 Version 12 JP1/Automatic Job Management System 3 コマンドリファレンス


ajsimport

〈このページの構成〉

形式

ajsimport
     [-f]
     [-S]
     -i パッケージファイル名
     [インポートユニット名]

機能

このコマンドは,JP1/AJS3が提供するパッケージング機能用のコマンドです。パッケージング機能用のバッチファイルまたはシェルスクリプトだけで使用できます。

通常のユニットの回復には,ajsdefineコマンドまたはajsrestoreコマンドを使用してください。

ajsexportコマンドで作成されたパッケージファイルをインポートします。

実行権限

次に示すJP1権限レベルのどれかを与えられたユーザー

引数

-f

ユニットのインポート先に,同じ名称のユニットがある場合も,強制的に更新します。

省略した場合,同じ名称のユニットがある場合,エラーになります。情報は更新されません。

-S

ジョブネットがサスペンド状態の場合,実行登録済みのジョブネットであっても,インポートユニット名にそのジョブネット名を指定できるようにします。ただし,ジョブネットがサスペンド状態でも,次の場合は定義の更新は行えません。

  • ルートジョブネットの定義を更新する場合

  • ルートジョブネットの定義を含むジョブグループの定義を更新する場合

  • 実行中のジョブネットの場合

-i パッケージファイル名

インポートするパッケージファイル名を指定します。

指定できる文字数は,1〜255(単位:バイト)です。

インポートユニット名

インポートするユニットを次の形式で指定します。

形式
スケジューラーサービス名:/ユニットの完全名
指定方法
  • インポートユニット名の指定は任意です。

    省略した場合は,ajsexportコマンドの「エクスポートユニット名」に指定した名称でインポートされます。

  • 指定できる文字数は,1〜930(単位:バイト)です。

指定時の注意事項

総称名は指定できません。

注意事項

戻り値

0

正常終了。

4〜124で4の倍数値

異常終了。