ajsexport
形式
ajsexport -o パッケージファイル名 エクスポートユニット名
機能
このコマンドは,JP1/AJS3が提供するパッケージング機能用のコマンドです。パッケージング機能用のバッチファイルまたはシェルスクリプトだけで使用できます。
通常のユニットを退避する場合は,ajsprintコマンドまたはajsbackupコマンドを使用してください。
指定したユニット以下のすべてのユニットを1ファイルにまとめてパッケージファイルにエクスポートします(パッケージファイルは,ajsimportコマンドでインポートできます)。
環境設定パラメーターAJSPRINTNETSCHPRFによって,上位ジョブネットのスケジュールに依存する指定があり,かつスケジュールルールを持つネストジョブネットのユニット定義情報を出力する場合に,次のどちらかの出力方法を指定できます。
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スケジュールルールを有効にし,上位ジョブネットのスケジュールに依存しない。
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スケジュールルールを削除し,上位ジョブネットのスケジュールに依存する。
環境設定パラメーターAJSPRINTNETSCHPRFの設定方法については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド 20.4.2(79) AJSPRINTNETSCHPRF」を参照してください。
実行権限
次に示すJP1権限レベルのどれかを与えられたユーザー
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JP1_AJS_Admin権限
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JP1_AJS_Manager権限
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JP1_AJS_Editor権限
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JP1_AJS_Operator権限
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JP1_AJS_Guest権限
引数
-o パッケージファイル名
ユニットのパッケージング先ファイル名を指定します。
指定できる文字数は,1〜255(単位:バイト)です。
エクスポートユニット名
パッケージングするユニットを次の形式で指定します。
- 形式
スケジューラーサービス名:/ユニットの完全名
- 指定方法
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指定できる文字数は,1〜930(単位:バイト)です。
ユニットの完全名の最終要素名にだけ,総称名が指定できます。
- 指定時の注意事項
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ルートジョブグループ「/」はエクスポートできません。
注意事項
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ユニットをエクスポートできるのは,次のどちらかのユーザーです。
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エクスポートするユニットに対して,参照権限を与えられたユーザー。
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Administrators権限またはスーパーユーザー権限を持つOSユーザーにマッピングしたJP1ユーザー。
ただし,環境設定パラメーターADMACLIMITをデフォルトから変更して「yes」を設定している場合は,Administrators権限またはスーパーユーザー権限を持つOSユーザーにマッピングしたJP1ユーザーであっても,参照権限が必要です。
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ユニット名が同じ複数のユニット定義情報をエクスポートする場合は,異なるパッケージファイルを指定してからエクスポートしてください。
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操作対象がリリース登録したルートジョブネット(リリース先ジョブネット)の場合は,「適用中」状態のジョブネット定義がエクスポートされます。ただし,エクスポートされるユニット定義情報にリリース情報は含まれません。
戻り値
0 |
正常終了。 |
4〜124で4の倍数値 |
異常終了。 |