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JP1 Version 12 JP1/Automatic Job Management System 3 操作ガイド


12.13.2 [カスタムジョブ登録情報]ダイアログボックス

[カスタムジョブ登録情報]ダイアログボックスは,登録するカスタムジョブの情報を定義するダイアログボックスです。

カスタムジョブの種類(標準カスタムジョブ,カスタムPCジョブ,カスタムUNIXジョブ)については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 連携ガイド 4. カスタムジョブ」を参照してください。

[カスタムジョブ登録情報]ダイアログボックスを次の図に示します。

図12‒236 [カスタムジョブ登録情報]ダイアログボックス

[図データ]

表示項目について説明します。

[名前]

カスタムジョブ名を8バイト以内の文字列で指定します。デフォルトは空白です。

なお,次の文字は指定できません。

  • 半角スペース

  • "(ダブルクォーテーションマーク)

  • *

  • /

  • :(コロン)

  • <

  • >

  • ?

  • \

  • |

  • MS-DOSのデバイス名(NUL,CON,AUX,CLOCK$,COM1〜COM9,LPT1〜LPT9,PRN)

  • MS-DOSのデバイス名.(ピリオド)」で始まる文字列

  • 改行文字やタブ文字などの制御文字

    制御文字を含めると,カスタムジョブの登録に失敗します。

[コメント]

コメントを40バイト以内の文字列で指定します。デフォルトは空白です。指定したコメントが,JP1/AJS3 - Viewのカスタムジョブのジョブ名として,[詳細定義−[Custom Job]]ダイアログボックスの[ユニット名]に表示されます。このため,ユニット名に指定できない文字は使用しないでください。また,ユニット名の上限(30バイト)を超えた文字列を指定した場合は,上限までの文字列が[詳細定義−[Custom Job]]ダイアログボックスの[ユニット名]に表示されます。

[定義プログラム]

標準カスタムジョブと連携する各プログラムの定義プログラムを255バイト以内のフルパスで指定します。定義プログラムはJP1/AJS3 - Viewホスト上に必要です。[...]ボタンをクリックして,表示されるダイアログボックスからファイル名を選択することもできます。標準カスタムジョブの場合,この項目は必ず指定します。なお,改行文字は指定できません。

カスタムPCジョブの場合,任意の文字列を指定してください。ここで指定した定義プログラムは使用されませんが,標準カスタムジョブのカスタムジョブ登録情報との互換のために,指定する必要があります。

カスタムUNIXジョブの場合,この項目は指定できません。

[実行プログラム]

標準カスタムジョブと連携する各プログラムの実行プログラム(.exe)を255バイト以内のフルパスで指定します。実行プログラムはJP1/AJS3 - Manager,またはJP1/AJS3 - Agentと同じホストにある,実行プログラムを指定します。JP1/AJS3 - ViewホストがJP1/AJS3 - ManagerまたはJP1/AJS3 - Agentと同じホストの場合,[...]ボタンをクリックして,表示されるダイアログボックスからファイル名を選択することもできます。標準カスタムジョブの場合,この項目は必ず指定します。なお,改行文字は指定できません。

カスタムPCジョブの場合,任意の文字列を指定してください。ここで指定した実行プログラムは使用されませんが,標準カスタムジョブのカスタムジョブ登録情報との互換のために,指定する必要があります。

カスタムUNIXジョブの場合,この項目は指定できません。

実行プログラムが複数のJP1/AJS3 - Agentにあって,インストールパスが異なる場合は,「$xxx$\実行ファイル名」と指定します。「xxx」には,変数を指定します。このとき,JP1/AJS3 - Agentホストで変数を登録(定義)する必要があります。登録方法の詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド 6.2.1 ジョブ実行時のワークパスを変数として定義する」(Windowsの場合),またはマニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド 15.2.1 ジョブ実行時のワークパスを変数として定義する」(UNIXの場合)を参照してください。

[バージョン]

「0600」を指定します。

[クラス名]

連携するプログラムごとに指定します。指定できる種類を次に示します。

  • 標準カスタムジョブの場合

    JP1/FTP:JP1FTP

    JP1/AJS3 for Enterprise Applications:JP1AMR3

    JP1/AJS3 for Enterprise Applications:JP1AMR3BW

    JP1/AJS3 for Enterprise Applications:JP1AMR3CP

    HITACHI JOB ENTRY - CLIENTMF:MFJOB

    JP1/OJE for VOS3:VOS3JOB

    JP1/OJE for VOS1:VOS1JOB

    JP1/OJE for VOS1:VOS1NET

    JP1/OJE for VOSK:VOSKJOB

    JP1/OJE for VOSK:VOSKNET

    HITSENSER Data Mart Server:DMSV

    Cosminexus Manager:COSMNGSV

    Cosminexus Manager:COSMNGAP

    JP1/Advanced Shell:ADSHPC

    JP1/Advanced Shell:ADSHUX

    JP1/Advanced Shell:ADSHAPPEXEC

    JP1/DH - AJE:DHAJEW

    JP1/CPA:CPALINK

  • カスタムPCジョブおよびカスタムUNIXジョブの場合

    USER_任意の名称(「USER_」は必ず指定します)の形式で,総バイト数が16バイト以内の文字列で指定します。

    クラス名中に「"(ダブルクォーテーションマーク)」や「#」が含まれる場合は,キャスト文字(#)でキャストします。「"」は「#"」,「#」は「##」と記述します。

    次の文字を指定すると,[ジョブネットエディタ]ウィンドウのアイコンリストに,カスタムジョブのアイコンが表示されなくなります。

    ・"(ダブルクォーテーションマーク)

    ・*

    ・/

    ・:(コロン)

    ・<

    ・>

    ・?

    \

    |

    ・MS-DOSのデバイス名(NUL,CON,AUX,CLOCK$,COM1〜COM9,LPT1〜LPT9,PRN)

    ・「MS-DOSのデバイス名.(ピリオド)」で始まる文字列

    なお,次の文字は指定できません。

    ・半角スペース

    ・改行文字やタブ文字などの制御文字

登録済みのカスタムジョブと同じクラス名を指定しないでください。また,貼り付けで改行文字を入力しないでください。改行文字を含めると,[ジョブネットエディタ]ウィンドウのアイコンリストに,カスタムジョブのすべてのアイコンが表示されなくなります。

カスタムジョブのアイコンが表示されなくなった場合は,次に示す作業を行ってください。

1. カスタムジョブ登録情報フォルダ配下にある次のフォルダおよびファイル以外をすべて削除する。

<削除対象外>

  • jaフォルダ

  • enフォルダ

  • Cjobregm.exe

  • CJNAME.cjx.model

  • *.cjx

  • CJX.xsd

  • *.dll

  • *.olb

  • *.tlb

なお,カスタムジョブ登録情報フォルダは,次のとおりです。

%ALLUSERSPROFILE%\Hitachi\JP1\JP1_DEFAULT\JP1AJS2V\custom.dir

%ALLUSERSPROFILE%」のデフォルトは「システムドライブ\ProgramData」です。

2. カスタムジョブをすべて登録し直す。

[ジョブ種別]

標準カスタムジョブの場合は,実行するジョブの種類で[PCジョブ]を選択します。カスタムPCジョブにする場合は[PCジョブ]を選択します。カスタムUNIXジョブにする場合は[UNIXジョブ]を選択します。

デフォルトは[PCジョブ]です。

選択したジョブの種別によって,[詳細定義−[Custom Job]]ダイアログボックスの[定義]タブの表示項目が異なります。表示項目については,「12.4.40 [詳細定義−[Custom Job]]ダイアログボックス」を参照してください。

注意事項

連携するプログラムごとにカスタムジョブの情報は,それぞれ一つだけ登録できます。同一システム内では,連携するプログラムごとにカスタムジョブの情報を統一してください。