Hitachi

JP1 Version 12 JP1/Automatic Job Management System 3 操作ガイド


12.9.4 [モニタ詳細−[アイコン名]]ダイアログボックス

[モニタ詳細−[アイコン名]]ダイアログボックスでは,選択したユニット(ジョブネット,リモートジョブネット,ジョブネットコネクタ以外)の実行状態および実行結果の詳細情報を確認します。[モニタ詳細−[ジョブネット]]ダイアログボックス,[モニタ詳細−[リモートジョブネット]]ダイアログボックス,および[モニタ詳細−[ジョブネットコネクタ]]ダイアログボックスについては,「12.3.38 [モニタ詳細−[ジョブネット]]ダイアログボックス」を参照してください。

[モニタ詳細−[アイコン名]]ダイアログボックスを次の図に示します。

図12‒222 [モニタ詳細−[アイコン名]]ダイアログボックス

[図データ]

表示項目について説明します。

[ユニット名]

ユニットの完全名が表示されます。

[状態]

ユニットの状態が表示されます。

[計画一時変更]

ユニットが計画一時変更されているかどうかが表示されます。

[保留]

ユニットの保留状態が表示されます。

保留状態の表示は,保留の設定によって異なります。表示内容と保留の設定を次の表に示します。

表12‒56 [モニタ詳細−[アイコン名]]ダイアログボックスでの保留状態の表示内容と保留の設定

表示内容

保留の設定

定義に従う(保留する)

[詳細定義−[アイコン名]]ダイアログボックスの[保留]で[する]を選択

定義に従う(保留しない)

[詳細定義−[アイコン名]]ダイアログボックスの[保留]で[しない]を選択

あり

[操作]−[保留属性変更]で[保留属性設定]を選択

なし

[操作]−[保留属性変更]で[保留解除]を選択

[開始日時]

ユニットの実行開始日時が表示されます。フレキシブルジョブの場合は,中継エージェントまたはJP1/AJS3 - Managerから宛先に実行要求した日時が表示されます。

[終了日時]

ユニットの実行終了日時が表示されます。

[遅延状態]

ユニットの遅延状態が表示されます。

[終了遅延日時]

終了遅延を監視する日時が表示されます。

実行所要時間による終了遅延監視は,開始日時からの相対的な日時を終了遅延日時とします。そのため,終了遅延日時が確定するのはジョブの実行が開始されたときとなります。

[終了遅延]

終了遅延の有無が表示されます。

[ジョブ登録日時]

ジョブを実行登録した日時が表示されます。

[ジョブ番号]

ジョブ番号が表示されます。

[終了コード]

ジョブの終了コードが表示されます。ジョブの終了コードの詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 設計ガイド(業務設計編) 7.10.3 ジョブの終了コードを確認する」を参照してください。

[実行ホスト名]

実際にユニットが実行されたホスト名が表示されます。フレキシブルジョブの場合は,中継エージェント名またはマネージャーホスト名が表示されます。

[待ち合わせ]

ユニットが待ち合わせ条件付きユニットの場合に,成立していない待ち合わせ条件があるかどうかが次のように表示されます。

  • 待ち合わせ条件が成立していない場合

    「あり」と表示されます。

  • 待ち合わせ条件が成立している場合

    「なし」と表示されます。

なお,次のどれかの場合は「−(ハイフン)」が表示されます。

  • 待ち合わせ条件が設定されていない場合

  • 接続先が,JP1/AJS3 - Manager 09-50より前またはJP1/AJS2 - Managerの場合

  • JP1/AJS3 - Managerのデータベースが互換用ISAM構成の場合

[リトライ状態]

UNIXジョブ,PCジョブ,QUEUEジョブ,フレキシブルジョブ,HTTP接続ジョブ,標準カスタムジョブ,カスタムPCジョブ,またはカスタムUNIXジョブの場合,次のように表示されます。

  • リトライ設定をしているとき

    「リトライ待ち」,「リトライ実行中」,「リトライ終了」のどれかが表示されます。ただし,一度もリトライ実行されていないときは,「なし」と表示されます。

  • リトライ設定をしていないとき

    「なし」と表示されます。

次のどれかに該当する場合は「−(ハイフン)」が表示されます。

  • 上記以外のジョブ

  • 接続先のJP1/AJS3 - Managerのバージョンが10-00より前

  • JP1/AJS3 - Managerのデータベースが互換用ISAM構成

次のどれかに該当する場合は,この項目は表示されません。

  • JP1/AJS3 - Viewのバージョンが10-00より前

  • ユニット種別が,ルートジョブネット,ネストジョブネット,ルートリモートジョブネット,ネストリモートジョブネット,またはジョブネットコネクタの場合

[リトライ実行回数]

UNIXジョブ,PCジョブ,QUEUEジョブ,フレキシブルジョブ,HTTP接続ジョブ,標準カスタムジョブ,カスタムPCジョブ,またはカスタムUNIXジョブの場合,次のように表示されます。

  • リトライ設定をしているとき

    現在のリトライ実行回数が表示されます。一度もリトライ実行されていないときは,「0」が表示されます。

  • リトライ設定をしていないとき

    「0」が表示されます。

次のどれかに該当する場合は「−(ハイフン)」が表示されます。

  • 上記以外のジョブ

  • 接続先のJP1/AJS3 - Managerのバージョンが10-00より前

  • JP1/AJS3 - Managerのデータベースが互換用ISAM構成

次のどれかに該当する場合は,この項目は表示されません。

  • JP1/AJS3 - Viewのバージョンが10-00より前

  • ユニット種別が,ルートジョブネット,ネストジョブネット,ルートリモートジョブネット,ネストリモートジョブネット,またはジョブネットコネクタの場合

[リトライ開始日時]

UNIXジョブ,PCジョブ,QUEUEジョブ,フレキシブルジョブ,HTTP接続ジョブ,標準カスタムジョブ,カスタムPCジョブ,またはカスタムUNIXジョブの場合,次のように表示されます。

  • リトライ設定をしているとき

    自動リトライが実行されて,ジョブが「実行中」状態になった直近の日時が「YYYY/MM/DD hh:mm:ss」の形式で表示されます。ただし,一度もリトライ実行されていないときは,「なし」と表示されます。

  • リトライ設定をしていないとき

    「なし」と表示されます。

次のどれかに該当する場合は「−(ハイフン)」が表示されます。

  • 上記以外のジョブ

  • 接続先のJP1/AJS3 - Managerのバージョンが10-00より前

  • JP1/AJS3 - Managerのデータベースが互換用ISAM構成

次のどれかに該当する場合は,この項目は表示されません。

  • JP1/AJS3 - Viewのバージョンが10-00より前

  • ユニット種別が,ルートジョブネット,ネストジョブネット,ルートリモートジョブネット,ネストリモートジョブネット,またはジョブネットコネクタの場合

[リトライ登録日時]

UNIXジョブ,PCジョブ,QUEUEジョブ,フレキシブルジョブ,HTTP接続ジョブ,標準カスタムジョブ,カスタムPCジョブ,またはカスタムUNIXジョブの場合,次のように表示されます。

  • リトライ設定をしているとき

    自動リトライが実行されて,ジョブが「実行待ち」状態になった直近の日時が「YYYY/MM/DD hh:mm:ss」の形式で表示されます。ただし,一度もリトライ実行されていないときは,「なし」と表示されます。

  • リトライ設定をしていないとき

    「なし」と表示されます。

次のどれかに該当する場合は「−(ハイフン)」が表示されます。

  • 上記以外のジョブ

  • 接続先のJP1/AJS3 - Managerのバージョンが10-00より前

  • JP1/AJS3 - Managerのデータベースが互換用ISAM構成

次のどれかに該当する場合は,この項目は表示されません。

  • JP1/AJS3 - Viewのバージョンが10-00より前

  • ユニット種別が,ルートジョブネット,ネストジョブネット,ルートリモートジョブネット,ネストリモートジョブネット,またはジョブネットコネクタの場合

[実行結果詳細]

[詳細]ボタンをクリックすると,[実行結果詳細]ダイアログボックスが表示されます。詳細については,「12.3.39 [実行結果詳細]ダイアログボックス」を参照してください。

[起動]ボタン

カスタムジョブの状態を確認するための,外部プログラムが起動されます。

なお,[起動]ボタンを表示するためには,カスタムジョブ拡張設定ファイルの設定が必要です。詳細については,「11.7.16 [モニタ詳細]ダイアログボックスの[起動]ボタンの表示/非表示と起動する外部プログラムを設定する」を参照してください。

補足事項
  • 外部プログラムは,JP1/AJS3 - Viewホスト上でJP1/AJS3 - Viewを起動したOSユーザーの権限で実行されます。

  • JP1/AJS3 - Viewは,起動された外部プログラムの終了を待ちません。

  • [起動]ボタンを複数回クリックすると,その分だけ外部プログラムが起動されます。

  • 外部プログラムでは,標準出力および標準エラー出力に出力しないでください。

[定義編集]ボタン

ユニットの詳細情報を定義する[詳細定義−[アイコン名]]ダイアログボックスが表示されます。詳細については,「12.3 [JP1/AJS3 - View]ウィンドウ」,または「12.4 [ジョブネットエディタ]ウィンドウ」を参照してください。