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JP1 Version 12 JP1/Automatic Job Management System 3 操作ガイド


12.3.19 [待ち合わせ条件の設定]ダイアログボックス

[待ち合わせ条件の設定]ダイアログボックスでは,ユニットに待ち合わせ条件を設定します。[待ち合わせ条件の設定]ダイアログボックスを次の図に示します。

図12‒43 [待ち合わせ条件の設定]ダイアログボックス

[図データ]

表示項目について説明します。

[ユニット名]

待ち合わせ条件を設定するユニット名が表示されます。この項目は編集できません。

[待ち合わせ対象ユニット一覧]

待ち合わせ対象ユニットを追加,変更,または削除します。待ち合わせ対象ユニットが一覧で表示されます。

[待ち合わせ対象ユニット名]

待ち合わせ対象ユニット名が表示されます。

[追加]ボタン

待ち合わせ対象ユニットを追加します。[追加]ボタンをクリックすると,[待ち合わせ対象ユニットの設定]ダイアログボックスが表示されます。待ち合わせ条件を設定するユニットが実行登録中でサスペンドされていない場合,不活性になります。

[変更]ボタン

[待ち合わせ対象ユニット一覧]で選択した待ち合わせ対象ユニットを変更します。[変更]ボタンをクリックすると,[待ち合わせ対象ユニットの設定]ダイアログボックスが表示されます。

次の場合,[変更]ボタンは不活性になります。

  • [待ち合わせ対象ユニット一覧]でユニットを選択していない場合

  • [待ち合わせ対象ユニット一覧]で複数のユニットを選択している場合

  • 待ち合わせ条件を設定するユニットが実行登録中でサスペンドされていない場合

[削除]ボタン

[待ち合わせ対象ユニット一覧]で選択した待ち合わせ対象ユニットを削除します。[待ち合わせ対象ユニット一覧]でユニットを選択していない場合,または待ち合わせ条件を設定するユニットが実行登録中でサスペンドされていない場合,不活性になります。

[待ち合わせ方法]

待ち合わせ対象ユニットを複数指定した場合の待ち合わせ方法を選択します。デフォルトは[AND]です。[待ち合わせ対象ユニット一覧]にユニットがない場合,または待ち合わせ条件を設定するユニットが実行登録中でサスペンドされていない場合,不活性になります。

待ち合わせ方法を次に示します。

  • [AND]

    すべての待ち合わせ対象ユニットの実行終了を待ち合わせます。

  • [OR]

    どれか一つの待ち合わせ対象ユニットの実行終了を待ち合わせます。

[待ち合わせる世代がない場合]

待ち合わせ対象ユニットに待ち合わせる世代がない場合,待ち合わせ条件の成立を待つか,または待たないですぐに実行するかを選択します。デフォルトは[実行を開始しない]です。[待ち合わせ対象ユニット一覧]にユニットがない場合,または待ち合わせ条件を設定するユニットが実行登録中でサスペンドされていない場合,不活性になります。

待ち合わせる世代がない場合の動作を次に示します。

  • [実行を開始しない]

    待ち合わせ条件の成立を待ち続けます。

  • [実行を開始する]

    待ち合わせ対象ユニットの実行終了を待たないで,すぐに実行を開始する場合に選択します。

[待ち合わせ対象が起動条件付きジョブネットの場合]

待ち合わせ対象ユニットに起動条件付きジョブネットを使用する場合に,起動条件付きジョブネットを実行終了と見なす状態について設定します。

[監視未起動終了の場合]

監視世代が「監視未起動終了」状態に遷移した場合,監視世代が実行終了したと見なすかどうかを選択します。デフォルトは[実行を開始しない]です。

[待ち合わせ対象ユニット一覧]にユニットがない場合,または待ち合わせ条件を設定するユニットが実行登録中でサスペンドされていない場合,不活性になります。

  • [実行を開始しない]

    監視世代が「監視未起動終了」状態の場合,監視世代は実行終了と見なされません。監視世代が実行終了しないと,実行世代が実行終了していても待ち合わせ条件が成立しないため,待ち合わせ条件付きユニットは実行を開始しません。

  • [実行を開始する]

    監視世代が「監視未起動終了」状態の場合,監視世代は実行終了と見なされます。実行世代と監視世代がすべて実行終了すると,待ち合わせ条件が成立して,待ち合わせ条件付きユニットは実行を開始します。

[実行世代に異常終了がある場合]

実行世代が異常終了した場合,実行世代が実行終了したと見なすかどうかを選択します。デフォルトは[実行を開始しない]です。

[待ち合わせ対象ユニット一覧]にユニットがない場合,または待ち合わせ条件を設定するユニットが実行登録中でサスペンドされていない場合,不活性になります。

  • [実行を開始しない]

    実行世代が異常終了した場合,実行世代は実行終了と見なされません。実行世代が実行終了しないと,監視世代が実行終了していても待ち合わせ条件が成立しないため,待ち合わせ条件付きユニットは実行を開始しません。ただし,[繰り越し未実行のときは開始する]をチェックしている場合は,実行世代の「繰り越し未実行」状態は実行終了と見なされます。[繰り越し未実行のときは開始する]は,デフォルトではチェックされていません。

  • [実行を開始する]

    実行世代が異常終了した場合,実行世代は実行終了と見なされます。監視世代とすべての実行世代が実行終了すると,実行世代の終了状態に関係なく待ち合わせ条件が成立して,待ち合わせ条件付きユニットは実行を開始します。