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JP1 Version 12 JP1/Automatic Job Management System 3 操作ガイド


10.3.2 実行ユニットだけを強調表示する

[ジョブネットモニタ]ウィンドウでは,当日に実行された,または実行予定があるユニットだけを強調表示できます。これによって,1階層に大量のユニットが定義されているジョブネットでも,その中から簡単に当日分のユニットを識別できます。

実行ユニットだけを強調表示させる手順を次に示します。

  1. 任意のルートジョブネットを選択し,[ジョブネットモニタ]ウィンドウを表示する。

    [ジョブネットモニタ]ウィンドウを表示させる手順については,「8.6 マップ形式で監視する」を参照してください。

  2. [表示]−[実行ユニットだけ表示]を選択する。

    当日実行された,または実行予定があるユニットだけ通常表示され,それ以外のユニットおよび関連線は淡い色で表示されます。

    [実行ユニットだけ表示]を選択した場合の表示例を次に示します。

    図10‒3 [実行ユニットだけ表示]を選択した場合

    [図データ]

    [図データ]

    [表示]−[実行ユニットだけ表示]を選択したままの状態で[ジョブネットモニタ]ウィンドウを閉じると,次回[ジョブネットモニタ]ウィンドウを表示したときも[表示]−[実行ユニットだけ表示]が選択された状態になります。

    実行ユニット強調表示を解除する場合は,再度[表示]−[実行ユニットだけ表示]を選択します。

    なお,場合によっては,ジョブフローが途切れて見えることがあります。

    ジョブフローが途切れて見える例を次に示します。

    図10‒4 ジョブフローが途切れて見える例

    [図データ]

補足事項
  • 次の状態のユニットは,実行ユニットとされません。

    ・未登録

    ・未計画

    ・未実行終了(実行予定なし)

    ・計画未実行

    ・繰り越し未実行(実行予定なし)

    ・閉塞

  • アイコンや関連線が重なる場合は,次の優先順で表示されます。

    1. 実行ユニットのアイコン

    2. 実行ユニットの関連線

    3. それ以外ユニットのアイコン

    4. それ以外のユニットの関連線

  • 先行/後続ユニットの強調表示機能と併用できます。

    実行ユニットの強調表示機能を先行/後続ユニットの強調表示機能と併用した場合は,基準ユニット・先行ユニット・後続ユニットが指定の色で強調表示された上で,当日分以外のユニットが淡い色で表示されます。

  • 当日分以外のユニットは,マップエリアでは淡い色で表示されますが,リストエリアでは通常の濃さで表示されます。

  • 実行ユニットの強調表示は,当日に実行された,または実行予定があるユニット以外のユニットおよび関連線を淡い色で表示することで実現しています。この色の淡さをカスタマイズできます。淡さのカスタマイズについては,「11.7.12 実行ユニットだけ表示させるときの実行ユニット以外の表示色の淡さを変更する」を参照してください。