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JP1 Version 12 JP1/Automatic Job Management System 3 トラブルシューティング


付録C.2 キューレスエージェントサービスが出力するログ

JP1/AJS3のキューレスログファイル中に出力されるログの一覧を次の表に示します。

表C‒84 キューレスエージェントサービスのログ一覧

ログ種別

ログ名称

対応する

メッセージのID

対応する

JP1イベント

コマンド名

JP1/AJS3 - Viewからの操作

API

A101

キューレスエージェントサービス開始

KAVS1801-I

なし

A102

キューレスエージェントサービス停止

KAVS1802-I

なし

C901

コマンド要求受付

なし

なし

J101

キューレスジョブ開始

KAVS0251-I

なし

J102

キューレスジョブ正常終了

KAVS0252-I

なし

J103

キューレスジョブ異常終了

KAVS0253-E

なし

J104

キューレスジョブ警告終了

KAVS0254-W

なし

J106

サブミット要求受付

KAVS1984-I

なし

(凡例)

−:該当なし

各ログ情報の出力形式と出力項目について次に説明します。各ログ情報で,共通の出力形式については,「付録C.1(1) ログの共通の出力形式」を参照してください。

なお,出力形式中の「△」は1バイトの空白を示しています。

〈この項の構成〉

(1) 「キューレスエージェントサービス開始」ログの出力形式

「キューレスエージェントサービス開始」ログの出力形式を次に示します。

A101△日付△時刻△KAVS1801-I△ホスト名

出力例

A101 Jul 28 12:30:59 KAVS1801-I hostA

各項目について次の表に示します。

表C‒85 「キューレスエージェントサービス開始」ログの出力項目(キューレスログ)

項目名

内容

長さ(単位:バイト)

ホスト名

キューレスエージェントサービスが起動されたホスト名が出力されます。

1〜255

(2) 「キューレスエージェントサービス停止」ログの出力形式

「キューレスエージェントサービス停止」ログの出力形式を次に示します。

A102△日付△時刻△KAVS1802-I△ホスト名

出力例

A102 Jul 28 12:30:06 KAVS1802-I hostA

各項目について次の表に示します。

表C‒86 「キューレスエージェントサービス停止」ログの出力項目(キューレスログ)

項目名

内容

長さ(単位:バイト)

ホスト名

キューレスエージェントサービスが停止されたホスト名が出力されます。

1〜255

(3) 「コマンド要求受付」ログの出力形式

「コマンド要求受付」ログの出力形式を次に示します。

(a) ajsqlalter

C901△日付△時刻△ajsqlalter△最大同時ジョブ実行数△最大待ちジョブ数△ユーザーマッピングキャッシュ消去オプション△クラス名△論理ホスト名

(b) ajsqlattach

C901△日付△時刻△ajsqlattach△論理ホスト名

(c) ajsqldetach

C901△日付△時刻△ajsqldetach△論理ホスト名△強制終了指定

(d) ajsqlstop

C901△日付△時刻△ajsqlstop△終了モード

出力例
ajsqlalter

C901 Jul 28 12:07:41 ajsqlalter -1 -1 0

ajsqlattach

C901 Jul 25 18:08:46 ajsqlattach

ajsqldetach

C901 Jul 25 18:08:08 ajsqldetach 0

ajsqlstop

C901 Jul 25 18:06:14 ajsqlstop 0

各項目について次の表に示します。

表C‒87 「コマンド要求受付」ログの出力項目(キューレスログ)

項目名

内容

長さ(単位:バイト)

論理ホスト名

-hで指定された論理ホスト名が出力されます。指定がない場合は出力されません。

0〜255

最大同時ジョブ実行数

変更する最大同時ジョブ実行数が10進数で出力されます。指定がない場合は-1と出力されます。

1〜4

最大待ちジョブ数

変更する最大待ちジョブ数が10進数で出力されます。指定がない場合は-1と出力されます。

1〜6

ユーザーマッピングキャッシュ消去オプション

0」または「1」が出力されます。

0:指定なし。

1:指定あり。

1

クラス名

変更対象のクラス名が出力されます。指定がない場合は出力されません。

0〜63

強制終了指定

0」または「1」が出力されます。

0:指定なし。

1:指定あり。

1

終了モード

0」または「1」が出力されます。

0:ジョブの終了を待つ。

1:ジョブの終了を待たない。

1

(4) 「キューレスジョブ開始」ログの出力形式

「キューレスジョブ開始」ログの出力形式を次に示します。

J101△日付△時刻△KAVS0251-I△マネージャーホスト名△スケジューラーサービス名:ジョブ名:実行ID△エージェントホスト名

出力例

J101 Feb 28 17:14:01 KAVS0251-I hostA AJSROOT1:/group/net1/job1:@A100 hostB

各項目について次の表に示します。

表C‒88 「キューレスジョブ開始」ログの出力項目(キューレスログ)

項目名

内容

長さ(単位:バイト)

マネージャーホスト名

キューレスジョブの実行を依頼したマネージャーホスト名が出力されます。

1〜255

ジョブ名

実行が開始されたキューレスジョブ名が「スケジューラーサービス名ジョブ名実行ID」の形式で出力されます。

1〜969

エージェントホスト名

キューレスジョブの実行先エージェントホスト名が出力されます。

1〜255

(5) 「キューレスジョブ正常終了」ログの出力形式

「キューレスジョブ正常終了」ログの出力形式を次に示します。

J102△日付△時刻△KAVS0252-I△マネージャーホスト名△スケジューラーサービス名:ジョブ名:実行ID△エージェントホスト名△戻り値

出力例

J102 Feb 28 17:14:01 KAVS0252-I hostA AJSROOT1:/group/net1/job1:@A100 hostB 0

各項目について次の表に示します。

表C‒89 「キューレスジョブ正常終了」ログの出力項目(キューレスログ)

項目名

内容

長さ(単位:バイト)

マネージャーホスト名

キューレスジョブの実行を依頼したマネージャーホスト名が出力されます。

1〜255

ジョブ名

正常終了したキューレスジョブ名が「スケジューラーサービス名ジョブ名実行ID」の形式で出力されます。

1〜969

エージェントホスト名

正常終了したキューレスジョブの実行先エージェントホスト名が出力されます。

1〜255

戻り値

正常終了したキューレスジョブの戻り値が10進数で出力されます。

1〜10

(6) 「キューレスジョブ異常終了」ログの出力形式

「キューレスジョブ異常終了」ログの出力形式を次に示します。

J103△日付△時刻△KAVS0253-E△マネージャーホスト名△スケジューラーサービス名:ジョブ名:実行ID△エージェントホスト名△終了状態△戻り値

出力例

J103 Feb 28 17:14:01 KAVS0253-E hostA AJSROOT1:/group/net1/job1:@A100 hostB a 0

各項目について次の表に示します。

表C‒90 「キューレスジョブ異常終了」ログの出力項目(キューレスログ)

項目名

内容

長さ(単位:バイト)

マネージャーホスト名

キューレスジョブの実行を依頼したマネージャーホスト名が出力されます。

1〜255

ジョブ名

異常終了したキューレスジョブ名が「スケジューラーサービス名ジョブ名実行ID」の形式で出力されます。

1〜969

エージェントホスト名

異常終了したキューレスジョブの実行先エージェントホスト名が出力されます。

1〜255

終了状態

次のどれかが出力されます。

a:異常検出終了

f:起動失敗

c:強制終了

?:終了状態不明

1

戻り値

異常終了したキューレスジョブの戻り値が10進数で出力されます。

1〜10

(7) 「キューレスジョブ警告終了」ログの出力形式

「キューレスジョブ警告終了」ログの出力形式を次に示します。

J104△日付△時刻△KAVS0254-W△マネージャーホスト名△スケジューラーサービス名:ジョブ名:実行ID△エージェントホスト名△戻り値

出力例

J104 Feb 28 17:14:01 KAVS0254-W hostA AJSROOT1:/group/net1/job1:@A100 hostB 0

各項目について次の表に示します。

表C‒91 「キューレスジョブ警告終了」ログの出力項目(キューレスログ)

項目名

内容

長さ(単位:バイト)

マネージャーホスト名

キューレスジョブの実行を依頼したマネージャーホスト名が出力されます。

1〜255

ジョブ名

警告終了したキューレスジョブ名が「スケジューラーサービス名ジョブ名実行ID」の形式で出力されます。

1〜969

エージェントホスト名

警告終了したキューレスジョブの実行先エージェントホスト名が出力されます。

1〜255

戻り値

警告終了したキューレスジョブの戻り値が10進数で出力されます。

1〜10

(8) 「サブミット要求受付」ログの出力形式

「サブミット要求受付」ログの出力形式を次に示します。

J106△日付△時刻△KAVS1984-I△マネージャーホスト名△スケジューラーサービス名:ジョブ名:実行ID△エージェントホスト名

出力例

J106 Jul 28 12:21:03 KAVS1984-I hostA AJSROOT1:/group/net1/job1:@A100 hostB

各項目について次の表に示します。

表C‒92 「サブミット要求受付」ログの出力項目(キューレスログ)

項目名

内容

長さ(単位:バイト)

マネージャーホスト名

キューレスジョブの実行を依頼したマネージャーホスト名が出力されます。

1〜255

ジョブ名

サブミット要求を受け付けたキューレスジョブ名が「スケジューラーサービス名ジョブ名実行ID」の形式で出力されます。

1〜969

エージェントホスト名

実行先エージェントホスト名として指定したホスト名が出力されます。

1〜255