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JP1 Version 12 JP1/Automatic Job Management System 3 トラブルシューティング


2.6.9 ジョブの状態が終了状態不明になった場合のトラブルへの対処方法

終了状態不明とは,ジョブの状態取得に失敗したため,ジョブの状態を正常に管理できなくなった状態です。ジョブの状態取得に失敗する原因として,次のことが考えられます。

ジョブの状態が終了状態不明になった場合の対処方法を次に示します。

〈この項の構成〉

(1) PCジョブ,UNIXジョブ,QUEUEジョブ,サブミットジョブ,およびキューレスジョブの状態が終了状態不明となる

終了状態不明となったジョブから起動したユーザープログラムの実行結果は,異常終了にはならないで,正常終了になることがあります。終了状態不明となった場合,ユーザープログラム側の実行ログなどから実行結果を確認した上で,次の対処を検討してください。

なお,終了状態不明となった日時の統合トレースログに,警告メッセージまたはエラーメッセージが出力されている場合は,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 メッセージ」の各出力メッセージの対処方法を参照してください。

また,リカバリーユニットを使ってジョブネットを定義している場合,先行ユニットの状態によって,リカバリーユニットの実行可否が異なります。リカバリーユニットの実行可否については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 設計ガイド(業務設計編) 7.5 リカバリーユニット使用時の注意事項」を参照してください。