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JP1 Version 12 JP1/Automatic Job Management System 3 運用ガイド


11.2.2 メインサイトを再構築する

ここでは,リモートサイトに運用を切り替えたあと,メインサイトを再構築し,リモートサイトで運用した業務の内容をメインサイトに引き継ぐために,リモートサイトからメインサイトへのコピーを開始する手順について説明します。

メインサイトの再構築は,次の流れで実施します。

図11‒17 メインサイトの再構築の流れ

[図データ]

メインサイトの再構築および運用再開の手順を次に示します。

注意事項
  • ここで説明する手順は,メインサイトとリモートサイトの論理ホスト名が同一名の場合も別名の場合も,共通です。

  • メインサイトとリモートサイトの論理ホスト名が同一名の場合,手順の中でコマンドの引数として指定する「リモートサイトの論理ホスト名」は,メインサイトの論理ホスト名と同一です。

  1. リモートサイトで,ディザスター・リカバリー運用設定情報をエクスポートする。

    次に示すコマンドを実行します。

    jajs_rpenvexport -h リモートサイトの論理ホスト名 -d 出力ディレクトリ名
  2. メインサイトの拠点を再構築する。

    拠点を再構築する手順は,セットアップ時にリモートサイトを構築した手順と同様です。マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド 9.2.3 リモートサイトのセットアップ」(Windowsの場合)またはマニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド 18.2.3 リモートサイトのセットアップ」(UNIXの場合)を参照して,メインサイトでの運用に合わせて設定してください。

    メインサイトを再構築したら,ハードウェアの操作で,リモートサイトからメインサイトへのコピーを開始します。