10.1.2 JP1/AJS3がサポートするシステム構成
ここではJP1/AJS3がサポートするクラスタシステムの構成について説明します。
- 〈この項の構成〉
(1) システム構成の条件
JP1/AJS3を実行するクラスタシステムは，次のような条件を満たしている必要があります。
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論理ホストには実行系から待機系に引き継げる共有ディスクや論理IPアドレスがあること。また，共有ディスクや論理IPアドレスは，「10.1.1 JP1/AJS3のクラスタシステムでの前提条件とサポート範囲」で示す条件を満たしていること。
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クラスタシステムを構成するOSは，すべて同じOSであること。異なるOSでのフェールオーバー構成はサポートしていない。
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JP1/AJS3 - ManagerとJP1/AJS3 - Agentとは，1台のサーバにインストールできない。
(2) サポートするシステム構成の例
(a) アクティブ・スタンバイ構成の場合
アクティブ・スタンバイ構成では，次のようなシステム構成にすることができます。
![[図データ]](GRAPHICS/ZJ110005.GIF)
(b) アクティブ・アクティブ構成の場合
アクティブ・アクティブ構成では，次のようなシステム構成にすることができます。
![[図データ]](GRAPHICS/ZJ110010.GIF)
(c) 3ノードの場合
3ノードの場合は，次のようなシステム構成にすることができます。
![[図データ]](GRAPHICS/ZJ110015.GIF)
![[図データ]](GRAPHICS/ZJ110016.GIF)
- 3ノード以上のクラスタシステムでのJP1/AJS3の動作について
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JP1/AJS3は，クラスタソフトが制御する論理ホスト環境（共有ディスクと論理IPアドレス）の上で動作します。ノード数による動作の違いはありません。
3ノード以上のクラスタシステムであっても，クラスタソフトによって論理ホスト環境が正常に制御されていれば，JP1/AJS3の動作には特に問題ありません。