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JP1 Version 12 JP1/Automatic Job Management System 3 運用ガイド


3.3.3 ajsrestoreコマンドまたはJP1/AJS3 - Viewでユニットを回復する手順

ajsrestoreコマンドまたはJP1/AJS3 - Viewでユニットを回復するために必要な権限を次の表に示します。

表3‒5 回復するために必要な権限

対象

回復に必要な操作権限

退避ボックス

OSユーザーでのディレクトリ移動権限

退避ファイル

OSユーザーでの更新権限

回復する階層の上位のユニット

JP1ユーザーでの参照権限

回復する階層

JP1ユーザーでの参照権限

回復する階層の下位のユニット

JP1ユーザーでの参照権限

JP1/AJS3 - Viewでユニットを回復する手順を説明します。

  1. [JP1/AJS3 - View]ウィンドウまたは[ジョブネットエディタ]ウィンドウで,回復先のジョブネットまたはジョブグループを選択する。

  2. [ファイル]−[回復]を選択する。

    [回復]ダイアログボックスが表示されます。ダイアログボックスの[退避ボックス]には,現在定義されている退避ボックス名が表示されています。

  3. [退避ボックス]でボックス名を選択する。

    選択した退避ボックスに格納されている退避ファイル一覧が[退避ファイル]に表示されます。

  4. [退避ファイル]から退避ファイル名を選択してダブルクリックする。

    ファイル名が[回復の対象]に入力されます。

  5. [OK]ボタンをクリックする。

    指定した場所にユニットが回復されます。

ajsrestoreコマンドでユニットを回復する例を次に示します。

(例)

退避ボックス(BACKUP)の中に退避したユニットを回復する場合

ajsrestore -n BACKUP

ajsrestoreコマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 コマンドリファレンス 3. 通常の運用で使用するコマンド ajsrestore」を参照してください。