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JP1 Version 12 JP1/Automatic Job Management System 3 運用ガイド


3.1.1 退避・回復の機能

ユニットの定義情報の退避・回復には,次の二つの方法があります。

ユニットの退避・回復の機能と使用するコマンドの対応について次の表に示します。

表3‒1 ユニットの退避・回復機能と使用するコマンド

機能

使用するコマンド

ユニットの定義内容の出力

ajsprint※1

ユニットの定義

ajsdefine※1

ユニットの退避

ajsbackup※2

ユニットの回復

ajsrestore※2

退避ボックスの削除

ajsbkudel

退避ボックスの属性変更と表示

所有者

chown※3

グループ

chgrp※3

許可モード

chmod※3

名称変更

mv※3

退避ファイル名の一覧

ls※3

退避ボックス内のユニットの一覧表示

ajsrestore

注※1

任意のファイルで,ユニットを退避・回復する方法です。他ホストにユニットを配布する場合や業務の内容ごとにまとめて退避する必要がない場合に使用します。

注※2

JP1/AJS3の退避ファイルで,ユニットを退避・回復する方法です。

この操作は[JP1/AJS3 - View]ウィンドウのメニューからも実行できます。操作方法については,「3.3 ajsbackup,ajsrestoreコマンドまたはJP1/AJS3 - Viewによるジョブネットの退避・回復の操作」を参照してください。他ホストにユニットを配布しない場合や業務の内容ごとにまとめて退避する必要がある場合に使用します。

注※3

UNIXのコマンドです。