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JP1 Version 12 JP1/Automatic Job Management System 3 運用ガイド


3.1 ジョブネットの退避・回復の概要

ジョブ,ジョブネット,またはジョブグループごとに,ユニットの定義情報を退避・回復できます。ユニットの定義情報のバックアップを取得したり,同じジョブネットを別のスケジューラーサービスやホストに配布して実行したりできます。

ジョブグループやジョブネットは,JP1/NETM/DMまたはJP1/FTPを使って配布することもできます。JP1/NETM/DMを使うと,ジョブネットの定義内容を変更したときに自動配布するといった処理ができるので,各ホストでJP1/AJS3の業務を管理しやすくなります。JP1/NETM/DMを使った自動配布については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 連携ガイド 12. JP1/NETM/DMを使った自動配布」を参照してください。

退避・回復の操作は,Administrators権限またはスーパーユーザー権限を持つユーザーが実行することを推奨します。

重要

ここに示す方法で退避できる情報とは,ジョブネットやジョブなどの定義情報のことであり,ジョブネットやジョブの実行結果などの情報を含めたバックアップは取得できません。ジョブネットやジョブの実行結果などを含めた情報の退避・回復を実行する場合は,OSの機能を使用してください。その場合,マネージャーホストおよび関係するエージェントホストのJP1/AJS3のサービスをすべて停止してから実行してください。

〈この節の構成〉