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JP1 Version 12 JP1/Automatic Job Management System 3 運用ガイド


2.2.4 JP1/AJS3 - Agentの設定情報のバックアップ

JP1/AJS3 - Agentをバックアップする場合は,JP1/Baseも同時にバックアップしてください。

JP1/AJS3 - Agentの設定情報をバックアップする場合に,必要な作業を次に示します。

次に,JP1/AJS3 - Agentの設定情報のバックアップに必要な作業について説明します。

〈この項の構成〉

(1) JP1/AJS3で使用するファイルのバックアップ

JP1/AJS3 - Agentで使用するファイルを,物理ホスト・論理ホスト単位に,任意の方法でバックアップしてください。

バックアップの対象となるファイルは,WindowsとUNIXでは異なるため,それぞれの場合に分けて説明します。

(a) Windowsの場合

JP1/AJS3 - Agentのバックアップ対象ファイルを次の表に示します。

表2‒4 JP1/AJS3 - Agentのバックアップ対象ファイル(Windowsの場合)

ファイル名

内容

JP1/AJS3フォルダ※1\jp1ajs_env.conf

JP1/AJS3環境定義ファイル

JP1/AJS3フォルダ※1\jp1ajs_spmd.conf

JP1/AJS3プロセス管理定義ファイル

JP1/AJS3フォルダ※1\jp1ajs_service_0700.conf

JP1/AJS3用拡張起動プロセス定義ファイル

JP1/AJS3フォルダ※1\permitted_host_agent.conf※2

エージェント用接続許可設定ファイル

JP1/AJS3 - Agentのインストール先フォルダ\conf\jpoov.conf※2

JP1/Cm2/NNMまたはHP NNM連携用定義ファイル

プロファイル格納フォルダ※3\sys\prf配下のフォルダおよびファイル

Outlookを使用しないでメールを送信する場合のプロファイル

注※1

JP1/AJS3フォルダ」の部分は次のフォルダに置き換えてください。

  • 物理ホストの場合:JP1/AJS3 - Agentのインストール先フォルダ\conf

  • 論理ホストの場合:共有フォルダ\jp1ajs2\conf

注※2

機能を使用していない場合,ファイルはありません。

注※3

プロファイル格納フォルダ」の部分は,定義キー[{JP1_DEFAULT|論理ホスト名}\JP1AOMAGENT]の環境設定パラメーターWaitInfFileOutDirに設定している値に置き換えてください。環境設定パラメーターWaitInfFileOutDirについては,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド 20.6.2(16) WaitInfFileOutDir(エージェントプロセス用)」を参照してください。

Outlookを使用しないでメールを送信するためのセットアップをしていない場合,フォルダおよびファイルはありません。

(b) UNIXの場合

JP1/AJS3 - Agentのバックアップ対象ファイルを次の表に示します。

表2‒5 JP1/AJS3 - Agentのバックアップ対象ファイル(UNIXの場合)

ファイル名

内容

JP1/AJS3ディレクトリ※1/AJS3_EVAction.conf

イベント・アクション実行環境設定ファイル

JP1/AJS3ディレクトリ※1/AJS3_Queue.conf

ジョブ実行環境設定ファイルファイル

JP1/AJS3ディレクトリ※1/jp1ajs_env.conf

JP1/AJS3環境定義ファイル

JP1/AJS3ディレクトリ※1/jp1ajs_spmd.conf

JP1/AJS3プロセス管理定義ファイル

JP1/AJS3ディレクトリ※1/jp1ajs_service_0700.conf

JP1/AJS3用拡張起動プロセス定義ファイル

JP1/AJS3ディレクトリ※1/EVAction.conf※2

イベント・アクション実行環境設定ファイル(JP1/AJS2 - Agent互換用)

JP1/AJS3ディレクトリ※1/Queue.conf※2

ジョブ実行環境設定ファイル(JP1/AJS2 - Agent互換用)

JP1/AJS3ディレクトリ※1/Queueless.conf

キューレスジョブ実行環境設定ファイル

JP1/AJS3ディレクトリ※1/permitted_host_agent.conf※2

エージェント用接続許可設定ファイル

/etc/opt/jp1ajs2/jajs_start

自動起動スクリプト※3

/etc/opt/jp1ajs2/jajs_stop

自動停止スクリプト※3

/etc/opt/jp1ajs2/jajs_start.cluster

論理ホスト起動スクリプト※3

/etc/opt/jp1ajs2/jajs_stop.cluster

論理ホスト停止スクリプト※3

/etc/opt/jp1ajs2/jajs_killall.cluster

論理ホスト強制停止スクリプト※3

/etc/opt/jp1ajs2/conf/jpoov.conf※4

JP1/Cm2/NNMまたはHP NNM連携用定義ファイル

注※1

JP1/AJS3ディレクトリ」の部分は次のディレクトリに置き換えてください。

  • 物理ホストの場合:/etc/opt/jp1ajs2/conf

  • 論理ホストの場合:共有ディレクトリ/jp1ajs2/conf

注※2

バックアップしたJP1/AJS2 - Agent互換用の環境設定ファイルは,リカバリー先のJP1/AJS3 - AgentがJP1/AJS2 - Agentからバージョンアップした場合にだけ使用します。

注※3

スクリプトは,必要に応じてバックアップしてください。

注※4

機能を使用していない場合,ファイルはありません。