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JP1 Version 12 JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド


15.3.5 イベントジョブを使用したDNS運用時にFQDN形式で運用するための設定

イベントジョブを使用する場合,かつDNS運用時にFQDN形式のホスト名で運用する場合の設定について説明します。ここでは,JP1/AJS3を新規に導入する場合の設定手順を次に示します。イベントジョブを使用する場合の設定であり,標準ジョブ,HTTP接続ジョブ,アクションジョブ,およびカスタムジョブはすでに対応しています。

運用中の環境で変更する場合は,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 運用ガイド 7.9.5 イベントジョブを使用したDNS運用時にFQDN形式のホスト名での運用に変更する」を参照してください。

なお,この設定はマネージャーホスト上で実施します。

設定手順を次に示します。

〈この項の構成〉

(1) 定義手順

  1. JP1/AJS3のサービスを停止する。

    次のコマンドを実行して,プロセスがすべて停止していることを確認します。

    # /etc/opt/jp1ajs2/jajs_stop
    # /opt/jp1ajs2/bin/jajs_spmd_status
    注※

    自動停止の設定がされていることを確認してください。

  2. 次のコマンドを実行して,「(2) 環境設定パラメーター一覧」の環境設定パラメーターを設定する。

    jajs_config -k "定義キー名" "環境設定パラメーター名"=定義内容
  3. JP1/AJS3を再起動する。

    設定した内容が反映されます。

(2) 環境設定パラメーター一覧

表15‒51 イベントジョブを使用したDNS運用時にFQDN形式で運用する設定の環境設定パラメーター

定義キー

環境設定パラメーター

定義内容

  • スケジューラーサービス(共通)の場合

    [{JP1_DEFAULT|論理ホスト名}\JP1AJS2\SCHEDULER\EV\MANAGER]

"DNSEstablish"=

イベントジョブを使用したDNS運用時にFQDN形式で運用するための定義

注※

{JP1_DEFAULT|論理ホスト名}の部分は,物理ホストの場合は「JP1_DEFAULT」を,論理ホストの場合は「論理ホスト名」を指定します。

環境設定パラメーターの定義内容の詳細については,「20.6.2(4) DNSEstablish」を参照してください。