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JP1 Version 12 JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド


15.1.13 ジョブ実行時のスケジューラーサービスの内部通信で使用するポート数を削減する設定

ジョブ実行時にスケジューラーサービスの内部通信で使用するポート数を削減します。これによって,ジョブを大量に実行するような運用の場合でも,ポート枯渇によるジョブの実行遅延の発生を低減できます。

〈この項の構成〉

(1) 定義手順

  1. JP1/AJS3のサービスを停止する。

    次のコマンドを実行して,プロセスがすべて停止していることを確認します。

    # /etc/opt/jp1ajs2/jajs_stop
    # /opt/jp1ajs2/bin/jajs_spmd_status
  2. 次のコマンドを実行して,「(2) 環境設定パラメーター一覧」の環境設定パラメーターを設定する。

    jajs_config -k "定義キー名" "環境設定パラメーター名"=定義内容
  3. JP1/AJS3を再起動する。

    設定した内容が構成定義に反映されます。

(2) 環境設定パラメーター一覧

表15‒10 ジョブ実行時のスケジューラーサービスの内部通信で使用するポート数を削減するかどうかを設定する環境設定パラメーター

定義キー

環境設定パラメーター

定義内容

[{JP1_DEFAULT|論理ホスト名}\JP1AJS2\HOST]

"REDUCEUSEPORT"=

ジョブ実行時のスケジューラーサービスの内部通信で使用するポート数を削減するかどうか

注※

{JP1_DEFAULT|論理ホスト名}の部分は,物理ホストの場合は「JP1_DEFAULT」を,論理ホストの場合は「論理ホスト名」を指定します。

環境設定パラメーターの定義内容の詳細については,「20.8.2(5) REDUCEUSEPORT」を参照してください。