12.2.1　インストール前の確認事項

ここでは，JP1/AJS3シリーズプログラムをインストールする前の確認事項について説明します。

JP1/AJS3をインストールするホストは，物理ホストの場合，ホスト名を1〜63バイトで設定してください。論理ホストの場合，ホスト名を1〜32バイトで設定してください。
各国語（日本語，英語，中国語（簡体字），韓国語，ドイツ語，フランス語，スペイン語およびロシア語）のどれかでJP1/AJS3を運用する場合，各ホストのOSの言語種別が統一されていることを確認してから，JP1/AJS3をインストールしてください。

各国語を使用するためのセットアップ方法については，マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 設計ガイド（システム構築編）　2.4.2(11) 各国語での運用について」を参照してください。

〈この項の構成〉

(1)　JP1/AJS3 - ManagerおよびJP1/AJS3 - Agentの場合

次の名称のスーパーユーザーで，JP1/AJS3 - Managerをインストールしないでください。
- ALL
- HiRDB
- MASTER
- PUBLIC
- AJS2
これらのスーパーユーザーでインストールした場合，JP1/AJS3サービスの起動に失敗したり，組み込みDBのセットアップがエラーなったりするなどの現象が発生します。なお，スーパーユーザー名の大文字と小文字は区別されません。このため，これらの文字列を小文字にした「all」などの文字列も使用できません。
JP1/AJS3 - Managerを新規にインストールする場合，組み込みDBとの通信用のポート番号「22220」を使用できる状態でインストールしてください。ポート番号「22220」をJP1/AJS3 - Manager以外で使用する場合，ポート番号「22220」を使用できる状態でJP1/AJS3 - Managerをインストールしたあと，組み込みDBを再セットアップして，使用するポート番号を変更してください。組み込みDBの再セットアップについては，「23.4.1(6) 組み込みDBの再セットアップ」を参照してください。

JP1/AJS3 - Web Consoleをインストールするホストのホスト名は，RFC2609で規定されている形式に従い，次の文字を使用してください。
- アルファベット（A〜Z，a〜z）
- 数字（0〜9）^※1
- ハイフン（-）^※2
- ピリオド（.）^※3
注※1

数字は最後のピリオドの直後には使用できません。

注※2

ハイフンはホスト名の先頭および最後には使用できません。

注※3

ピリオドはホスト名の先頭および最後には使用できません。
JP1/AJS3 - Web Consoleをインストールする場合，内部通信用のポート番号「22254」「22255」「23152」を使用できる状態でインストールしてください。内部通信用のポート番号をJP1/AJS3 - Web Console以外で使用する場合，ポート番号「22254」「22255」「23152」を使用できる状態でJP1/AJS3 - Web Consoleをインストールしたあと，使用するポート番号を変更してください。