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JP1 Version 12 JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド


6.3.8 イベント・アクション制御のプロセス間通信でのデータ到着待ちタイムアウト化オプションの設定方法

ネットワークへの高負荷または回線不良などによって,イベント・アクション制御のプロセス間通信が正常にできない場合,次のような現象が発生することがあります。

上記の現象を回避したい場合は,イベント・アクション制御のプロセス間通信でのデータ到着待ちタイムアウト化オプションを設定してください。

オプションを有効にする設定方法について次に説明します。

〈この項の構成〉

(1) 定義手順

  1. Windowsの[コントロールパネル]の[管理ツール]で[サービス]を選択し,次のサービスを停止する。

    • JP1/AJS3サービス

  2. 次のコマンドを実行して,「(2) 環境設定パラメーター一覧」の環境設定パラメーターを設定する。

    jajs_config -k 定義キー名 "環境設定パラメーター名"=定義内容
  3. JP1/AJS3を再起動する。

    設定した内容が反映されます。

(2) 環境設定パラメーター一覧

表6‒57 データの到着待ちタイムアウト化オプション設定の環境設定パラメーター

定義キー

環境設定パラメーター

定義内容

[JP1_DEFAULT\JP1AOMAGENT]

"RecvTimeout"=

イベントジョブのソケット通信時のデータ到着待ちタイムアウト化オプション

注※

このパラメーターの設定は,物理ホストおよびすべての論理ホストに対して有効です。

環境設定パラメーターの定義内容の詳細については,「20.6.2(34) RecvTimeout」を参照してください。