Hitachi

JP1 Version 12 JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド


6.1.4 スケジューラートレースログファイルの名称変更

スケジューラーサービスのトレースログファイル名のデフォルトは次のとおりです。

インストール先フォルダがデフォルトまたはシステムで保護されたフォルダ配下の場合

%ALLUSERSPROFILE%\Hitachi\JP1\JP1_DEFAULT\JP1AJS2\log\tracelog

%ALLUSERSPROFILE%」のデフォルトは「システムドライブ\ProgramData」です。

「システムで保護されたフォルダ」とは,次のパスを指します。

・「システムドライブ\Windows」配下

・「システムドライブ\Program Files」配下

・「システムドライブ\Program Files (x86)」配下

インストール先フォルダが上記以外の場合

JP1/AJS3 - Managerのインストール先フォルダ\log\tracelog

このファイル名を任意のファイル名に変更できます。ファイル名の変更手順を次に示します。

〈この項の構成〉

(1) 定義手順

  1. Windowsの[コントロールパネル]の[管理ツール]から[サービス]を選択し,次に示すサービスを停止する。

    • JP1/AJS3サービス

  2. 次のコマンドを実行して,「(2) 環境設定パラメーター一覧」の環境設定パラメーターを設定する。

    jajs_config -k 定義キー名 "環境設定パラメーター名"=定義内容
  3. JP1/AJS3を再起動する。

    設定した内容が構成定義に反映されます。

(2) 環境設定パラメーター一覧

表6‒4 スケジューラートレースログファイルの名称変更のための環境設定パラメーター

定義キー

環境設定パラメーター

定義内容

[JP1_DEFAULT\JP1AJSMANAGER]

"TRACELOGFILE"=

スケジューラートレースログファイルの名称

注※

物理ホストおよびすべての論理ホストのスケジューラートレース情報が,ここで指定したファイルに記録されます。トレース情報を確実に記録できるように,必ずローカルディスク上のファイル名として指定してください。

なお,ファイルは,トレース情報が出力されたときに新規作成されます。したがって,既存のファイル名は指定しないでください。

環境設定パラメーターの定義内容の詳細については,「20.4.2(3) TRACELOGFILE」を参照してください。