付録G.1　JP1/AJS3 - Agent Minimal Editionとは

JP1/AJS3 - Agent Minimal Editionは，サービスの起動と停止，日々のバックアップ，およびログの収集など，1日当たり5件程度のジョブを実行するマシンへの導入に適したプログラムです。一部の制限を除いて，JP1/AJS3 - Agentと同等の機能を持ちます。

JP1/AJS3 - Agent Minimal Editionを使用するシステム構成例を次の図に示します。

図G‒1　JP1/AJS3 - Agent Minimal Editionを使用するシステム構成例

JP1/AJS3 - Agent Minimal EditionとJP1/AJS3 - Agentの機能差異は次のとおりです。

• 1日に実行できるジョブ数の上限は10件^※1，※2

• エージェントホストで1日当たりのジョブの実行数を確認できる

• カスタムジョブ，フレキシブルジョブ，およびキューレスジョブは実行できない

注※1

実行数の制限の対象となるジョブを次に示します。なお，イベントジョブは，件数の制限はありません。

• 標準ジョブ

• アクションジョブ

• サブミットジョブ

• HTTP接続ジョブ

注※2

1日当たりのジョブの実行数が10件を超えた場合，11件目以降に実行したジョブは「起動失敗」状態になり実行できません。

注意事項

実行数の制限や実行できるジョブの種別，運用時に考慮する必要がある事項など，ここで説明するJP1/AJS3 - Agent Minimal Editionの機能を踏まえて，JP1/AJS3 - Agent Minimal Editionが適さない運用要件では，JP1/AJS3 - Agentをご利用ください。

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