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JP1 Version 12 JP1/Automatic Job Management System 3 設計ガイド(システム構築編)


8.5.1 JP1/AJS2 - ManagerからJP1/AJS3 - Managerへのバージョンアップ時の作業の流れ

JP1/AJS2 - Managerは,バージョン12-00以降のJP1/AJS3 - Managerに直接バージョンアップできません。まずは,バージョン09-00〜11-50のJP1/AJS3 - Managerにバージョンアップし,データベース構成を互換用ISAM構成から標準構成に移行してください。そのあと,バージョン12-00以降のJP1/AJS3 - Managerにバージョンアップしてください。

ただし,バージョン11-10以降のHP-UX版,Linux版,またはAIX版のJP1/AJS3 - Managerは,互換用ISAM構成をサポートしていません。バージョン09-00〜11-00のJP1/AJS3 - Managerにバージョンアップし,標準構成に移行してください。

データベース構成の移行方法については,「8.5.2 JP1/AJS2 - ManagerからJP1/AJS3 - Managerへのバージョンアップ後のセットアップ方法」を参照してください。

注意事項
  • バージョンアップ後のJP1/AJS3 - ManagerのサポートOSを確認してからバージョンアップしてください。バージョンアップ前のJP1/AJS2 - Managerのインストール先ホストのOSが,バージョンアップ後のJP1/AJS3 - ManagerでサポートされていないOSの場合,同一ホストでのバージョンアップはできません。その場合,目的のバージョンのJP1/AJS3 - Managerをインストールしたマネージャーホストを用意して,JP1/AJS2 - Managerの定義情報を移行してください。

  • JP1/AJS2 - ManagerからJP1/AJS3 - Managerにバージョンアップした場合,ディスク使用量やメモリー使用量が増加するため,バージョンアップインストールおよびデータ移行作業の前に,適切な見積もりが必要です。

  • データ移行作業が完了するまではJP1/AJS3 - Managerの運用を開始できません。データ移行作業には,データ量などに応じた時間が必要になるため,計画的にバージョンアップインストールおよびデータ移行作業を実施してください。