4.1.1 インストール時の注意事項
JP1/AJS3のインストール時には,次のことに注意してください。
(1) バージョン8までのJP1/AJS2からバージョンアップインストールする場合
バージョン8までのJP1/AJS2からJP1/AJS3にバージョンアップして使用する場合は,次の事項について注意してください。
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JP1/AJS2 Monitorサービスが削除され,JP1/AJS3サービスに統合されます。
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JP1/AJS3は,JP1/AJS2 - Configurationとは連携できません。バージョン8のJP1/AJS2にJP1/AJS3をバージョンアップインストールすると,JP1/AJS2 Configuration Agentがアンセットアップされます。
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JP1/AJS3は,JP1/AJS2 - Datareplicatorとは連携できません。JP1/AJS3をバージョンアップインストールする前にJP1/AJS2 - Datareplicatorをアンインストールしておいてください。JP1/AJS2 - Datareplicatorがインストールされている環境にはJP1/AJS3をバージョンアップインストールできません。
(2) AJS管理者で運用する場合
JP1/AJS3をインストールする前に,AJS管理者の設定をしておくことで,JP1/AJS3をAJS管理者で運用できるようになります。AJS管理者は,JP1/AJS3のサービスの起動や停止,バックアップ,DBのメンテナンスなど,スーパーユーザー権限を持つユーザーと同等の操作ができます。つまり,JP1/AJS3のシステム管理作業を,AJS管理者とスーパーユーザー権限を持つユーザーとで分担して実施するなどの運用が実現できます。
AJS管理者の詳細については,「付録E AJS管理者での運用(UNIX限定)」を参照してください。