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JP1 Version 12 JP1/Automatic Job Management System 3 設計ガイド(システム構築編)


2.6 JP1/AJS3のデータベースについて検討する

JP1/AJS3 - Managerは,ジョブの実行を制御するためのデータをリレーショナルデータベース(RDB:Relational Database)で管理しています。

JP1/AJS3の各機能と,その機能で使用されるデータの格納先を次の表に示します。

表2‒46 JP1/AJS3の各機能が使用するデータベース

機能

格納するデータ

データの格納先

スケジューラー制御

ジョブ実行制御

スケジュール定義

実行スケジュール

ジョブネット定義

ジョブネット状態

データベース(組み込みDB)

エージェント管理制御

実行エージェント情報

データベース(組み込みDB)

イベント・アクション制御

受信イベントやアクション実行の状態

通常のファイル

(データベースを使用していません)

キューレスジョブ実行制御(キューレスエージェント機能)

実行されたジョブ情報

通常のファイル

(データベースを使用していません)

サブミットジョブ実行制御(QUEUEジョブ,サブミットジョブの実行)

キュー/エージェント構成

ジョブ実行状態

ISAM

注※

JP1/AJS3では,データの格納先として,組み込みDBではなくクラウド環境で提供されるデータベース(外部DB)を利用することもできます。

外部DBの詳細については,「2.11 クラウド環境での外部DBの利用を検討する」を参照してください。

〈この節の構成〉