Hitachi

JP1 Version 12 JP1/Automatic Job Management System 3 設計ガイド(システム構築編)


2.4.2 システムで使用する言語種別と文字コードについて検討する

JP1/AJS3で使用する言語種別と文字コードについて説明します。

〈この項の構成〉

(1) 使用できる言語種別

JP1/AJS3では,日本語,英語,または中国語を使用できます。運用に合わせて,どの言語を使用するか検討してください。

(2) 使用できる環境変数LANG

UNIXの場合,システムの言語環境を設定するには,環境変数LANGに値を設定します。使用できる環境変数LANGの値を,次の表に示します。この表の中から使用する値を検討してください。この表に示した値を指定しなかった場合の動作は保証できません。

また,日本語,英語および中国語以外の言語を使用して運用する場合については,「(11) 各国語での運用について」を参照してください。

なお,Windowsの場合,システムの言語環境は変更できません。

表2‒30 使用できる環境変数LANG

OS

言語種別

文字コード種別

環境変数LANGの値

HP-UX

日本語

シフトJISコード

  • ja_JP.SJIS

  • japanese

EUCコード

  • ja_JP.eucJP

  • japanese.euc

UTF-8コード

  • ja_JP.utf8

英語

ASCIIコード

  • C

中国語

GB18030コード

  • zh_CN.gb18030

UTF-8コード

使用できません。

Solaris

日本語

シフトJISコード

  • ja_JP.PCK

EUCコード

  • ja

  • ja_JP.eucJP

UTF-8コード

  • ja_JP.UTF-8

英語

ASCIIコード

  • C

中国語

GB18030コード

  • zh_CN.GB18030

UTF-8コード

使用できません。

AIX

日本語

シフトJISコード

  • Ja_JP

  • Ja_JP.IBM-932

EUCコード

  • ja_JP

  • ja_JP.IBM-eucJP

UTF-8コード

  • JA_JP

  • JA_JP.UTF-8

英語

ASCIIコード

  • C

中国語

GB18030コード

  • Zh_CN.GB18030

UTF-8コード

使用できません。

Linux

日本語

シフトJISコード

  • ja_JP.SJIS

  • ja_JP.sjis

EUCコード

使用できません。

UTF-8コード

  • ja_JP.UTF-8

  • ja_JP.utf8

英語

ASCIIコード

  • C

中国語

GB18030コード

  • zh_CN.gb18030

UTF-8コード

使用できません。

注※

SUSE Linuxでだけ使用できます。

注意事項

JP1/AJS3で使用する文字コードとJP1/Baseで使用する文字コードは,一致させてください。JP1/Baseで使用できる文字コードでも,JP1/AJS3では使用できない場合があります。

(3) 同一装置内の言語設定の混在可否

JP1/AJS3を論理ホストで運用している場合,同一装置内で異なる言語種別のホストが混在できるかどうかは,ホストのOSによって異なります。

Windowsの場合

同一装置内で異なる言語種別のホストは混在できません。すべての論理ホストと物理ホストで,言語種別は統一してください。

UNIXの場合

同一装置内のすべてのホストの言語種別が日本語または英語の場合は,異なる言語種別のホストが混在できます。そのため,論理ホストごとに言語種別を日本語または英語に分けて運用できます。

同一装置内に言語種別が中国語,韓国語,ドイツ語,フランス語,スペイン語およびロシア語のホストがある場合は,異なる言語種別のホストは混在できません。すべての論理ホストと物理ホストの言語種別を同じ言語種別に統一してください。

同一装置内の言語種別の混在の例を次の図に示します。

図2‒45 同一装置内の言語種別の混在の例

[図データ]

また,JP1/AJS3 - Managerの場合,ホストとスケジューラーサービスの文字コードは一致させてください。ホストとスケジューラーサービスで異なる文字コードを混在させることはできません。

ホストとスケジューラーサービスの文字コード混在の例を次の図に示します。

図2‒46 ホストとスケジューラーサービスの文字コード混在の例

[図データ]

(4) システム内の言語設定の混在可否

システム内で異なる言語種別のホストが混在する場合の,JP1/AJS3の組み合わせの可否を次の表に示します。

表2‒31 システム内で言語種別が混在する場合の,JP1/AJS3の組み合わせの可否

JP1/AJS - Agent,JP1/AJS - View,またはJP1/AJS - Web Console

日本語

英語

中国語

JP1/AJS - Manager

日本語

英語

中国語

(凡例)

◎:サポートしています。言語種別が日本語の場合,異なる文字コードのホストを混在させることもできます。

○:サポートしています。文字コードは中国語の文字コードに統一する必要があります。

△:すべての文字・情報を英数字(ASCII)で統一した場合に限り,サポートしています。

注意事項

表2-31で△に該当する組み合わせは,異なる言語種別のホストが混在する環境です。この場合,ユニット名,ファイル名,ファイル内で使用する文字,実行するジョブ内のメッセージ,イベントジョブの監視条件,および引き継ぎ情報など,すべての文字や情報を英数字(ASCII)に統一してください。ASCII以外の文字を使用すると,次に示す現象が発生するおそれがあります。

  • 文字化け

  • 標準ジョブおよびHTTP接続ジョブの異常検出終了,誤動作

  • イベントジョブの異常検出終了,検知不能,誤検知

  • プロセスの異常終了

(5) 言語種別と文字コードの設定手順の概要

言語種別と文字コードの設定手順の概要について説明します。

(a) JP1/AJS3を新規にインストールする場合

JP1/AJS3 - Manager,JP1/AJS3 - Agent,およびJP1/AJS3 - Viewを新規にインストールする場合,言語種別はインストール時に自動で設定されます。

Windowsの場合

OSの言語種別に応じて,必要な言語設定が自動で実行されます。

UNIXの場合

Hitachi PP Installerを起動したときの環境変数LANGに応じて,必要な言語設定が自動で実行されます。Hitachi PP Installerを起動する前に,必要に応じて環境変数LANGを設定してください。

注意事項

インストール後に,指定した言語のマルチバイト文字を含むジョブが定義できない,またはジョブが正常に実行できない場合は,インストール時に指定した環境変数LANGが誤っていたおそれがあります。マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 運用ガイド 7.9.6 システムの言語環境を変更する」を参照し,言語設定を変更してください。

(b) JP1/AJS3を上書きインストールまたはバージョンアップインストールする場合

JP1/AJS3を上書きインストールまたはバージョンアップインストールする場合,インストール前の言語設定が引き継がれます。

(c) 論理ホストを使用する場合

論理ホストの言語設定は,jajs_setup_clusterコマンドで論理ホストをセットアップしたあとで実行します。jajs_setup_clusterコマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 コマンドリファレンス 2. セットアップコマンド jajs_setup_cluster」を参照してください。

論理ホストをセットアップする場合に必要な言語設定を次に示します。

JP1/AJS3 - Manager(Windows版)の場合

jajs_setup_clusterコマンドによって,物理ホストの言語設定が引き継がれます。Windowsの場合,同一装置内で異なる言語種別のホストは混在できないため,論理ホストの言語設定を変更しないでください。

JP1/AJS3 - Manager(UNIX版)の場合

jajs_setup_clusterコマンドによって,物理ホストの言語設定が引き継がれます。

論理ホストを物理ホストと異なる言語種別で運用する場合は,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 運用ガイド 7.9.6 システムの言語環境を変更する」を参照し,jajs_setup_clusterコマンドを実行したあとで論理ホストとスケジューラーサービスの言語設定を変更してください。

注意事項

jajs_setup_clusterコマンドの-Eオプション(シフトJIS環境とUTF-8環境でユニット名などに同じ文字数を指定できるようにするオプション)は,論理ホストの文字コードがUTF-8の場合にだけ指定してください。-Eオプションを指定するとスケジューラーデータベースの文字コードがUTF-8に設定されるため,論理ホストの文字コードもUTF-8に合わせる必要があります。

JP1/AJS3 - Agentの場合

物理ホストの言語設定を引き継ぎます。論理ホストを物理ホストと異なる言語種別で運用する場合は,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 運用ガイド 7.9.6 システムの言語環境を変更する」を参照し,jajs_setup_clusterコマンドを実行したあとで論理ホストの言語設定を変更してください。

(d) スケジューラーサービスを追加する場合(JP1/AJS3 - Manager限定)

jajs_setupコマンドを実行してスケジューラーサービスを追加する場合,追加したスケジューラーサービスの文字コード(環境設定パラメーターAJSCHARCODEの値)は,論理ホストの文字コードと一致させてください。

jajs_setupコマンドで追加されるスケジューラーサービスの,デフォルトの文字コードと環境設定パラメーターAJSCHARCODEの値を次の表に示します。

表2‒32 スケジューラーサービスを新規に追加する場合の言語設定

OS

スケジューラーサービスのデフォルトの文字コード

環境設定パラメーターAJSCHARCODEの値

Windows

シフトJISコード

SJIS

HP-UX

シフトJISコード

SJIS

Solaris

EUCコード

EUC

AIX

シフトJISコード

SJIS

Linux

UTF-8コード

UTF-8

文字コードを変更する方法については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 運用ガイド 7.9.6 システムの言語環境を変更する」を参照してください。

注意事項

jajs_setupコマンドの-Eオプション(シフトJIS環境とUTF-8環境でユニット名などに同じ文字数を指定できるようにするオプション)は,論理ホストの文字コードがUTF-8の場合にだけ指定してください。-Eオプションを指定するとスケジューラーデータベースの文字コードがUTF-8に設定されるため,論理ホストの文字コードもUTF-8に合わせる必要があります。

(6) 文字コードの設定個所(UNIX限定)

JP1/AJS3 - ManagerまたはJP1/AJS3 - Agentの文字コードを設定する場合,次の表に示す定義ファイル,環境変数,環境設定パラメーターなどに同一の文字コードを設定する必要があります。設定手順の詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 運用ガイド 7.9.6 システムの言語環境を変更する」を参照してください。

表2‒33 文字コードの設定個所(JP1/AJS3 - ManagerまたはJP1/AJS3 - Agent)

設定個所(定義ファイル,環境変数,および環境設定パラメーター)

設定が影響する範囲

関係する製品

JP1/AJS3サービス起動時の環境変数LANG

JP1/AJS3サービスが出力するメッセージの文字コード種別。

M,

A

JP1/AJS3環境定義ファイル

  • 物理ホストの場合

    /etc/opt/jp1ajs2/conf/jp1ajs_env.conf

  • 論理ホストの場合

    共有ディレクトリ/jp1ajs2/conf/jp1ajs_env.confの環境変数LANG

  • JP1/AJS3サービス起動時の環境変数LANGの値。

  • スケジュール制御,イベント・アクション制御およびジョブ実行制御が,統合トレースログと内部ログへ出力する情報の文字コード種別。

  • ユーザープロファイルに環境変数LANGの指定がない場合,ジョブ実行時のデフォルトの環境変数LANGの値。

M,

A

JP1/Baseパラメーター定義ファイル

  • 物理ホストの場合

    /etc/opt/jp1base/conf/jp1bs_param.conf

  • 論理ホストの場合

    共有ディレクトリ/jp1base/conf/jp1bs_param.conf

  • 標準ジョブ,HTTP接続ジョブ,イベントジョブ,アクションジョブ,およびカスタムジョブの実行時に,JP1/AJS3のマネージャーホスト・エージェントホスト間で送受信されるデータの文字コード種別。

  • ジョブネットコネクタを使用してルートジョブネットの実行順序を制御するときに,ジョブネットコネクタと接続先のジョブネットの間で送受信されるデータの文字コード種別。

M,

A

スケジューラーサービス環境設定の環境設定パラメーターAJSCHARCODE

スケジューラーデータベースに格納される情報の文字コード種別。

M

スケジューラーサービス環境設定の環境設定パラメーターSYSLOGCODE※1

  • スケジューラーサービスがSYSLOGに出力するメッセージの文字コード種別。

  • C」(英語)以外を指定した場合,サービス起動時の環境変数LANGの文字コード種別が適用。

M

ユニットを操作するコマンド※2実行時の環境変数LANG※3

  • ユニットを操作するコマンドがスケジューラーデータベースに格納する値。

  • ユニットを操作するコマンドが出力するログおよびメッセージの文字コード種別。

M

実行エージェントの運用に使用するコマンド※5実行時の環境変数LANG

エージェント管理用データベースに格納する値

M

JP1/AJS3共通情報の環境設定パラメーターAJSI18N

JP1/AJS3サービス全体。

M,

A

キューレスエージェントサービス起動時の環境変数LANG

キューレスエージェントサービスが出力するメッセージの文字コード種別。

M,

A

キューレスジョブ実行環境設定の環境設定パラメーターAJSQL_CHARCODE※4

  • スケジューラーサービスから受け付けたデータ。

  • 転送ファイルデータ。

  • 結果ファイルデータ。

  • スケジューラーサービスへの返信データ。

M,

A

JP1/AJS3 Autonomous AgentサービスおよびJP1/AJS3 Autonomous Agent Messengerサービス起動時の環境変数LANG

rootユーザーのログインプロファイルに環境変数LANGの指定がない場合の,フレキシブルジョブプロセスが出力するメッセージおよびジョブの実行結果。

M,

A

(凡例)

M:JP1/AJS3 - Manager

A:JP1/AJS3 - Agent

注※1

中国語を使用する場合は「C」を指定してください。

注※2

ユニットを操作するコマンドについては,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 コマンドリファレンス 1.5 コマンド一覧」を参照してください。

注※3

コマンドの実行対象ユニットが定義されているスケジューラーサービスの環境設定パラメーターAJSCHARCODEの設定と同じ文字コードを設定してください。

中国語を使用する場合は,GB18030コードに対応する値を指定してください。

注※4

マネージャーホストとエージェントホストで文字コードが異なる場合,文字コード変換のため,環境設定パラメーターAJSQL_CHARCODEの設定が必要です。キューレスジョブの文字コード変換の詳細については,「7.2.2 キューレスジョブ実行環境の環境設定について検討する」を参照してください。

注※5

実行エージェントの運用に使用するコマンドについては,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 コマンドリファレンス 1.5.5 実行エージェントの運用に使用するコマンド」を参照してください。

文字コードを変更する場合,設定が影響する範囲を次の図に示します。

図2‒47 文字コード変更時の影響範囲

[図データ]

JP1/AJS3 - Web Consoleの文字コードを設定する場合,次の表に示す定義ファイル,環境変数などに同一の文字コードを設定する必要があります。

表2‒34 文字コードの設定個所(JP1/AJS3 - Web Console)

設定個所(定義ファイルおよび環境変数)

設定が影響する範囲

JP1/AJS3 HTTP Serverサービス起動時の環境変数LANG※1

JP1/AJS3 HTTP Server が出力する内部ログの文字コード種別。

JP1/AJS3 Web Application Serverサービス起動時の環境変数LANG※1

JP1/AJS3 Web Application Serverが出力する内部ログの文字コード種別。

環境定義ファイル

/etc/opt/jp1ajs3web/conf/ajs3web.confの各種ログの出力メッセージの言語種別設定※2

統合トレースログ,コマンドログ,およびアプリケーションサーバログへ出力するメッセージの文字コード種別。

注※1

自動起動の設定をしている場合,自動起動スクリプトの「LANG=」の行で設定されている値に従います。

注※2

設定値を「system」にしている場合,JP1/AJS3 Web Application Serverサービス起動時の環境変数LANGの文字コードに従います。

(7) 言語種別に日本語を使用する場合の注意事項

言語種別に日本語を使用する場合の注意事項を次に示します。

(a) 使用できる文字の範囲

JP1/AJS3は,言語種別が日本語の場合,次の範囲の文字を使用できます。

  • ASCII/JISローマ字

  • 半角カタカナ

  • JIS X 0208-1990

次に示す文字コード種別では,使用できない文字があります。

  • 文字コード種別がSJISコード・EUCコード・UTF-8コードの場合

    外字・機種依存文字

  • 文字コード種別がEUCコードの場合

    JP1/AJS3 - Managerの文字コード種別がEUCコードで運用されている場合,次に示す文字は使用できません。

    [図データ]

  • 文字コード種別がUTF-8コードの場合

    JP1/AJS3 - Managerの文字コード種別がUTF-8コードで運用されている場合,次に示す文字は使用できません。

    [図データ]

    なお,OSがUNIXのときは,JP1/AJS3で使用するすべての文字・情報(ユニット名,ファイル名およびファイル内で使用する文字,実行するジョブ内のメッセージ,実行するイベントジョブの監視条件,イベントジョブの引き継ぎ情報など)を,最短の形式のUTF-8文字列で指定してください。非最短形式(non-shortest form)で指定した場合,正しく動作しないおそれがあります。

JIS 2004で追加された第3水準漢字,第4水準漢字は使用できません。

(b) 文字コード種別が混在する場合の注意事項

■ マネージャーホストとエージェントホストで文字コードが異なるときの注意事項

言語種別が日本語,および英語の場合で,マネージャーホストとエージェントホストで文字コードが異なるときは,マネージャーホスト・エージェントホスト間の通信時に,次に示す定義,入力ファイル,および実行結果の文字コードは通信先で使用している文字コードに変換されます。つまり,マネージャーホストからエージェントホストに通信する場合は,エージェントホストで使用している文字コードに,エージェントホストからマネージャーホストに通信する場合は,マネージャーホストで使用している文字コードに変換されます。

PCジョブ,UNIXジョブ,フレキシブルジョブ,およびQUEUEジョブの場合
定義
  • [実行ファイル名]

  • [コマンド文]

  • [パラメーター]

  • [スクリプトファイル名]

  • [環境変数]

  • [環境変数ファイル名]

  • エージェントプロセス実行時のワークディレクトリ名

  • [標準入力ファイル名]

  • [標準出力ファイル名]

  • [標準エラー出力ファイル名]

  • [転送ファイル名]

  • [ジョブ名](QUEUEジョブの場合)

  • ジョブに定義したマクロ変数の値

入力ファイル
  • 転送ファイル1〜4の内容

実行結果
  • 標準出力ファイルの内容

  • 標準エラー出力ファイルの内容(実行結果詳細)

HTTP接続ジョブの場合
定義
  • [接続設定ファイル名]

  • [送信情報ファイル名]

  • [送信情報ファイル名(URLパラメーター)]

  • [送信情報ファイル名(メッセージボディ)]

  • [ステータス格納ファイル名]

  • [受信ヘッダ格納ファイル名]

  • [受信ボディ格納ファイル名]

  • [標準出力ファイル名]

  • [標準エラー出力ファイル名]

実行結果
  • 標準出力ファイルの内容

  • 標準エラー出力ファイルの内容(実行結果詳細)

アクションジョブ,カスタムジョブの場合
定義
  • ジョブに定義した情報

  • ジョブに定義したマクロ変数の値

実行結果
  • 標準エラー出力ファイルの内容(実行結果詳細)

イベントジョブの場合
定義
  • ジョブに定義した情報

実行結果
  • 標準エラー出力ファイルの内容(実行結果詳細)

  • 引き継ぎ情報(ジョブに定義したマクロ変数の値)

中国語の場合は,マネージャーホスト・エージェントホスト間の通信時に文字コードが変換されません。すべてのマネージャーホスト・エージェントホストの文字コードを中国語に統一する必要があります。

■ 日本語の文字コード種別が混在する場合の注意事項

日本語の文字コード種別が混在する場合,次の制限があります。

  • コマンドのリモート実行

    コマンドをリモート実行する場合,コマンド実行元の文字コード種別と,コマンド実行先の文字コードを合わせてください。

    また,コマンド実行先の文字コードがUTF-8コードの場合,コマンド実行元の文字コードをEUCコードに設定することで,コマンドをリモート実行できます。

    コマンドのリモート実行については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 コマンドリファレンス 1.1.7 コマンドのリモート実行」を参照してください。

    コマンド実行元の文字コード種別とは,コマンド実行時の,環境変数LANGなどのOS上で設定した文字コード種別です。

    コマンド実行先の文字コード種別とは,次のことを示します。

    • 環境設定パラメーターAJSCHARCODEに指定した文字コード種別

    • JP1/AJS3サービス起動時のOS上の設定

  • リモートジョブネット

    リモートジョブネットを実行する場合,リモートジョブネット定義元の文字コード種別と,リモートジョブネット実行先の文字コードを合わせてください。

    リモートジョブネット定義元の文字コード種別,およびリモートジョブネット定義先の文字コードとは,次のことを示します。

    • それぞれのホストで環境設定パラメーターAJSCHARCODEに指定した文字コード種別

    • JP1/AJS3サービス起動時のOS上の設定

  • UNIXジョブ・HTTP接続ジョブ・フレキシブルジョブ・アクションジョブ・イベントジョブ

    JP1/AJS3 - Viewやコマンドで,UTF-8環境のエージェントホストで実行するジョブの各項目に日本語を含める場合には,日本語1文字当たり4バイトで見積もり,各項目の制限値以内になるように定義してください。ただし,環境設定パラメーターDEFLENTYPEに「sjis」が設定されている場合,次の項目で指定できる文字数はシフトJIS環境と同じです。

    • ユニット詳細定義のユニット名

    • ユニット詳細定義のコメント

    • スケジュール設定の排他ジョブネット名

    マネージャーホストがシフトJISまたはEUC環境,エージェントホストがUTF-8環境のシステム構成で,UNIXジョブ,アクションジョブ,イベントジョブを実行する場合,ジョブに定義した情報サイズは,ジョブを実行時にエージェントホストの文字コードに変換したあとのバイト数でチェックします。その結果,JP1/AJS3 - Viewやコマンドでジョブの各項目に入力できるバイト数以内の定義をした場合でも,ジョブ実行時にエラーが発生する場合があります。

  • イベントジョブ

    イベントジョブの引き継ぎ情報は,エージェントホスト側で,マクロ変数名と引き継ぎ情報のサイズの合計が4,096バイトを超えた部分の情報を切り捨てます。

    UTF-8環境で,日本語を含む情報を引き継ぐ場合は,日本語1文字当たり4バイトで見積もってください。

    また,UTF-8環境から発行されたJP1イベントをUTF-8未対応のJP1/AJS3で受信する場合は,JP1/Baseを文字コード互換モードで動作するように設定してください。文字コード互換モードを使用しない場合,JP1イベントを正しく検知できないなどの問題が発生するおそれがあります。

    文字コード互換モードについては,マニュアル「JP1/Base 運用ガイド」を参照してください。

  • サブミットジョブの実行に使用するコマンド

    シフトJISまたはEUC環境のホストからUTF-8環境のマネージャーホストに対してコマンドを実行した場合,コマンド実行ホスト上ではオプション指定値が制限バイト数を超えていなくても,マネージャーホストでエラーが発生することがあります。これは,コマンド実行ホストからマネージャーホストへデータ転送する際の文字コード変換で,日本語を含むオプション指定値のバイト数が大きくなるためです。

    そのため,UTF-8環境のマネージャーホストに対してコマンドを実行する際にオプション指定値に日本語を含める場合は,日本語1文字を4バイトに換算して見積もり,各オプション指定値の制限バイト数以内になるように指定してください。

    該当コマンド:

    jpqjobsubjpqjobcanjpqjobaltjpqjobmovejpqjobgetjpqjobshowjpqendjobshowjpqjobdeljpqqueopenjpqqueclosejpqqueshowjpqqueaddjpqquedeljpqquealtjpqagtlinkjpqagtunlinkjpqagtshowjpqagtaddjpqagtdeljpqagtaltjpqresshowjpqresaddjpqresdel

■ UTF-8コード使用時の注意事項

  • UTF-8コードを使用しているホストからコマンドをリモート実行する際,実行先ホストの文字コード種別(AJSCHARCODE)もUTF-8コードである場合は,環境変数AJSCONVERTUTF8に「no」を指定する必要があります。環境変数AJSCONVERTUTF8を指定しない,または「yes」でコマンドをリモート実行した場合,表示結果に文字化けが発生したり,ユニットに対する処理が正しく行われなかったりします。

    環境変数AJSCONVERTUTF8については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 コマンドリファレンス 1.4 環境変数一覧」を参照してください。

  • UTF-8環境で使用できる文字は,「(a) 使用できる文字の範囲」を参照してください。

  • UTF-8コードを使用しているマネージャーホストから,UTF-8コードに対応していないエージェントホストにキューレスジョブを実行する場合は,マネージャーホストで環境設定パラメーターQLMANCHARCODEの設定が必要です。QLMANCHARCODEの詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド 20.10 キューレスジョブ実行環境設定」を参照してください。

  • 文字コードUTF-8を使用していて,環境設定パラメーターDEFLENTYPEに「sjis」が設定されている場合,次の項目で指定できる文字数はシフトJIS環境と同じ文字数になります。

    • ユニット詳細定義のユニット名

    • ユニット詳細定義のコメント

    • スケジュール設定の排他ジョブネット名

    ただし,ユニットの最大ネスト数(最大階層数)は10になります(デフォルトは30)。

  • JP1/AJS3 - Viewのバージョンが09-50以前の場合,環境設定パラメーターDEFLENTYPEに「sjis」が設定されていると,スケジューラーサービスおよびその配下のユニットが表示されません。すべてのスケジューラーサービスで環境設定パラメーターDEFLENTYPEに「sjis」が設定されている場合,メッセージKAVV187-Eが出力され,すべてのスケジューラーサービスおよびその配下のユニットが表示されません。また,環境設定パラメーターDEFLENTYPEに「sjis」が設定されているスケジューラーサービスに対して,ajsコマンド,マネージャージョブネットなどからアクセスすると,メッセージKAVV455-Eが出力されて,スケジューラーサービスおよびその配下のユニットが表示されません。

(8) 言語種別に中国語を使用する場合の注意事項

GB18030-2000の2バイト以下の文字だけが使用できます。それ以外の文字が使用された場合の動作は保証できません。

注意事項

中国語を使用している場合,次に示す文字は正しく表示されないことがあります。

  • ユーロ記号(コード:0xA2E3)

  • カンマ(コード:0xA6D9)

  • 句点(コード:0xA6DA)

  • 読点(コード:0xA6DB)

  • コロン(コード:0xA6DC)

  • セミコロン(コード:0xA6DD)

  • 感嘆符(コード:0xA6DE)

  • 疑問符(コード:0xA6DF)

  • 始め隅付き括弧(白)(コード:0xA6EC)

  • 終わり隅付き括弧(白)(コード:0xA6ED)

  • 三点リーダー(コード:0xA6F3)

注※

縦書きの文章用です。

(9) 言語種別共通の注意事項

サポート範囲外の文字をユニット名などの定義項目で使用した場合,次のような現象が発生するおそれがあります。サポート範囲外の文字はスタンドアロン構成の場合も使用できません。

また,次のデータやファイルにサポート範囲外の文字が入らないようにしてください。サポート範囲外の文字列が含まれている場合,定義項目で使用した場合と同様の現象が発生するおそれがあります。

注※1

次の場合の引き継ぎ情報が該当します。

  • イベントジョブ定義時に「引き継ぎ情報」を設定しておき,イベントジョブで受信したイベント情報を後続ジョブまたは後続ジョブネットに引き継ぐ情報

    イベントジョブの受信情報の引き継ぎについては,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 設計ガイド(業務設計編) 2.4.4(6) イベントジョブの受信情報の引き継ぎ」を参照してください。

  • 引き継ぎ情報設定ジョブが設定する引き継ぎ情報

    引き継ぎ情報設定ジョブについては,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 設計ガイド(業務設計編) 2.4.9 動的に変わる情報を後続ユニットに引き継ぐ(引き継ぎ情報設定ジョブを使ったジョブネットの定義例)」を参照してください。

注※2

PCジョブ,UNIXジョブ,およびフレキシブルジョブで指定したジョブの実行結果に含まれている場合です。標準エラー出力や標準出力については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 操作ガイド 12.4.6 [詳細定義−[UNIX Job]]ダイアログボックス」またはマニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 操作ガイド 12.4.7 [詳細定義−[PC Job]]ダイアログボックス」を参照してください。

注※3

PCジョブやUNIXジョブで指定する場合です。標準入力ファイル,環境変数ファイル,または転送ファイルについては,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 操作ガイド 12.4.6 [詳細定義−[UNIX Job]]ダイアログボックス」またはマニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 操作ガイド 12.4.7 [詳細定義−[PC Job]]ダイアログボックス」を参照してください。

注※4

定義項目のプラットフォームがPCの場合です。メール連携については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 連携ガイド 2. メールシステムとの連携」を参照してください。

(10) 運用中の言語設定の変更について

運用中に言語種別と文字コードを変更する場合,JP1/AJS3とOSの組み合わせによっては,JP1/AJS3の再インストールが必要になります。JP1/AJS3とOSの組み合わせ,およびそれぞれの場合の再インストールの必要可否を次に示します。

表2‒35 JP1/AJS3とOSの組み合わせと,再インストールの必要可否

製品

Windows

UNIX

JP1/AJS3 - Manager

再インストールが必要

再インストールが必要

JP1/AJS3 - Agent

再インストールが必要

再インストールは不要

JP1/AJS3 - View

再インストールが必要

提供していない

再インストールが必要な場合,バックアップとリカバリーの手順に従って設定情報を移行します。再インストールが不要な場合,JP1/AJS3サービスを停止してから環境設定を変更して,JP1/AJS3サービスをコールドスタートします。

文字コード種別を変更する手順の詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 運用ガイド 7.9.6 システムの言語環境を変更する」を参照してください。

(11) 各国語での運用について

JP1/AJS3では,ユニット名とコメントに韓国語,ドイツ語,フランス語,スペイン語,またはロシア語を使用できます。各国語を使用する場合は,JP1/AJS3 - Manager,JP1/AJS3 - Agent,JP1/AJS3 - ViewおよびJP1/AJS3 - Web ConsoleをインストールするOSの言語種別を一致させてください。また,JP1/AJS3 - Manager,JP1/AJS3 - Agent,JP1/AJS3 - ViewおよびJP1/AJS3 - Web Consoleで設定する言語種別および文字コードも一致させてください。設定した言語種別および文字コードが異なる製品間で接続する場合は,ユニット名とコメントにASCIIコードの範囲の文字を使用してください。

なお,ロシア語を使用する場合は,Windows版とLinux版で使用する文字コードが異なるため,Windows版とLinux版の製品間で文字コードを統一できません。このため,使用するOSをWindowsかLinuxのどちらかに統一する必要があります。

韓国語,ドイツ語,フランス語,スペイン語またはロシア語を使用する場合の設定手順を次に示します。なお,OSの言語設定を変更する手順の詳細については,リリースノートを参照してください。また,文字コード種別を変更する手順の詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 運用ガイド 7.9.6 システムの言語環境を変更する」を参照してください。

(a) Windowsの場合

■ JP1/AJS3 - ManagerおよびJP1/AJS3 - Agent

設定手順を次に示します。

  1. OSの言語設定を変更する。

  2. JP1/AJS3 - ManagerまたはJP1/AJS3 - Agentをインストールする。

  3. 次のコマンドを実行する。

    jajs_config -k "[JP1_DEFAULT\JP1AJS2COMMON]" "AJSI18N"="yes"

■ JP1/AJS3 - View

設定手順を次に示します。

  1. OSの言語設定を変更する。

  2. JP1/AJS3 - Viewをインストールする。

  3. 環境設定ファイル(ajs.conf)に定義行「SetCharEncodingNameI18N」を追加し,次の表に示す値を指定する。

    ファイルの格納場所

    JP1/AJS3 - Viewのインストール先フォルダ\conf\ajs.conf

    表2‒36 環境設定ファイル(ajs.conf)に指定する内容

    使用する言語

    接続先JP1/AJS3 - ManagerのOS

    SetCharEncodingNameI18Nに指定する値

    韓国語

    Windows

    EUC_KR

    Linux

    EUC_KR

    ドイツ語

    フランス語

    スペイン語

    Windows

    ISO8859_1

    Linux

    ISO8859_1

    ロシア語

    Windows

    CP1251

    Linux

    KOI8_R

(例)ドイツ語を使用する場合

変更前
[STARTUP]
lang=1
変更後
[STARTUP]
lang=1
SetCharEncodingNameI18N=ISO8859_1

■ JP1/AJS3 - Web Console

設定手順を次に示します。

  1. OSの言語設定を変更する。

  2. JP1/AJS3 - Web Consoleをインストールする。

  3. 環境設定ファイル(ajscharcodemapping.properties)の定義行「I18N」に,次の表に示す値を指定する。

    指定する場所

    Web_Data_Path\conf\ajscharcodemapping.properties

    クラスタ運用している場合に指定する場所

    共有ディレクトリ\jp1ajs3web\conf\ajscharcodemapping.properties

    注※

    Web_Data_Path」は次のパスを表します。

    インストール先フォルダがデフォルトまたはシステムで保護されたフォルダ配下の場合

    %ALLUSERSPROFILE%\Hitachi\JP1\JP1_DEFAULT\jp1ajs3web

    %ALLUSERSPROFILE%」のデフォルトは「システムドライブ\ProgramData」です。

    「システムで保護されたフォルダ」とは,次のパスを指します。

    ・「システムドライブ\Windows」配下

    ・「システムドライブ\Program Files」配下

    インストール先フォルダが上記以外の場合

    JP1/AJS3 - Web Consoleのインストール先フォルダ

    表2‒37 環境設定ファイル(ajscharcodemapping.properties)に指定する内容

    言語

    接続先JP1/AJS3 - ManagerのOS

    I18Nの値

    韓国語

    Windows

    EUC_KR

    Linux

    EUC_KR

    ドイツ語

    フランス語

    スペイン語

    Windows

    ISO8859_1

    Linux

    ISO8859_1

    ロシア語

    Windows

    CP1251

    Linux

    KOI8_R

(例)ドイツ語を使用する場合

変更前
C=ASCII
SJIS=MS932
EUC=EUC_JP
UTF-8=UTF8
I18N=GB18030
変更後
C=ASCII
SJIS=MS932
EUC=EUC_JP
UTF-8=UTF8
I18N=ISO8859_1

(b) Linuxの場合

■ JP1/AJS3 - ManagerおよびJP1/AJS3 - Agent

設定手順を次に示します。

  1. 環境変数LANGに「C」を指定する。

    export LANG=C
  2. JP1/AJS3 - ManagerまたはJP1/AJS3 - Agentをインストールする。

    言語設定が英語の状態で,JP1/AJS3 - ManagerまたはJP1/AJS3 - Agentがインストールされます。

  3. jajs_configコマンドで環境設定パラメーターAJSI18Nに「yes」を設定する。

    jajs_config -k "[JP1_DEFAULT\JP1AJS2COMMON]" "AJSI18N"="yes"
  4. JP1/AJS3環境定義ファイル(jp1ajs_env.conf)で定義された環境変数LANGの値を変更する。

    物理ホストの場合

    /etc/opt/jp1ajs2/conf/jp1ajs_env.conf

    論理ホストの場合

    共有ディレクトリ/jp1ajs2/conf/jp1ajs_env.conf

    表2‒38 使用できる環境変数LANG

    言語

    文字コード種別

    使用できる環境変数LANGの値

    韓国語

    EUC-KR

    ko_KR.EUC-KR

    ドイツ語

    ISO-8859-1

    de_DE.ISO-8859-1

    フランス語

    ISO-8859-1

    fr_FR.ISO-8859-1

    スペイン語

    ISO-8859-1

    es_ES.ISO-8859-1

    ロシア語

    KOI8-R

    ru_RU.KOI8-R

(例)ドイツ語を使用する場合

変更前
LANG=C
変更後
LANG=de_DE.ISO-8859-1

■ JP1/AJS3 - Web Console

設定手順を次に示します。

  1. 環境変数LANGに「C」を指定する。

    export LANG=C
  2. JP1/AJS3 - Web Consoleをインストールする。

    言語設定が英語の状態で,JP1/AJS3 - Web Consoleがインストールされます。

  3. 環境設定ファイル(ajscharcodemapping.properties)の定義行「I18N」に,次の表に示す値を指定する。

    指定場所

    /etc/opt/jp1ajs3web/conf/ajscharcodemapping.properties

    クラスタ運用している場合に指定する場所

    共有ディレクトリ/jp1ajs3web/conf/ajscharcodemapping.properties

    表2‒39 環境設定ファイル(ajscharcodemapping.properties)に指定する内容

    言語

    接続先JP1/AJS3 - ManagerのOS

    I18Nの値

    韓国語

    Windows

    EUC_KR

    Linux

    EUC_KR

    ドイツ語

    フランス語

    スペイン語

    Windows

    ISO8859_1

    Linux

    ISO8859_1

    ロシア語

    Windows

    CP1251

    Linux

    KOI8_R

(例)ドイツ語を使用する場合

変更前
C=ASCII
SJIS=MS932
EUC=EUC_JP
UTF-8=UTF8
I18N=GB18030
変更後
C=ASCII
SJIS=MS932
EUC=EUC_JP
UTF-8=UTF8
I18N=ISO8859_1

(c) スケジューラーサービスまたは論理ホストを追加する場合(JP1/AJS3 - Manager限定)

OSがWindowsまたはLinuxで,スケジューラーサービスまたは論理ホストを追加する場合は,次の手順で言語種別の設定を変更してください。

  1. jajs_setupコマンドまたはjajs_setup_clusterコマンドを実行して,スケジューラーサービスを追加する。

    jajs_setupコマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 コマンドリファレンス 2. セットアップコマンド jajs_setup」を参照してください。

    jajs_setup_clusterコマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 コマンドリファレンス 2. セットアップコマンド jajs_setup_cluster」を参照してください。

  2. 追加したスケジューラーサービスの環境設定パラメーターAJSCHARCODEの値を「C」に変更する。

    次のコマンドを実行します。

    jajs_config -k " [{JP1_DEFAULT|論理ホスト名}\JP1AJSMANAGER\スケジューラーサービス名]" "AJSCHARCODE"="C"