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JP1 Version 12 JP1/Automatic Job Management System 3 設計ガイド(システム構築編)


2.3.7 WAN環境で使用する場合の通信

JP1/AJS3でWANを使用する場合は,通信の安全性と通信回線の安定性が確保された通信環境で使用してください。

通信の安全性が確保された通信環境とは,例えばVPNなどを使用する場合を指します。

通信回線の状況が不安定だと,原因の特定が難しいエラーやジョブの実行の遅延などが発生するおそれがあるため,回線速度が安定した通信回線を使用してください。

また,通信時間や通信量に応じて課金されるネットワークの使用は推奨しません。

従量制のWAN環境で運用する場合は,KeepAlive(常時通信し,相手の動作を確認する通信方法)を抑止するように環境設定するなどして,通信費を削減するように設定してください。ルーターなどの通信機器も,無通信監視での自動回線接続などを設定し,通信費を削減するようにしてください。