7.2.2 JP1資源グループの設定
各JP1ユーザーには,JP1/BaseでJP1資源グループごとにユニットに対する権限(JP1権限レベル)が設定されています。JP1権限レベルは,各ユニットにJP1資源グループを設定することで有効になります。
ユニットにJP1資源グループが設定されていない場合は,すべてのJP1ユーザーがそのユニットに対してすべての操作ができます。
なお,マネージャージョブグループおよびマネージャージョブネットでは,参照先のマネージャー側で設定したユニットのJP1資源グループとその権限が適用されます。
- 補足事項
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JP1ユーザーにマッピングされているOSユーザーがAdministrators権限またはスーパーユーザー権限を持つユーザーの場合,ユニットに対するアクセス権限は,次のようになります。
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ジョブネット定義・実行時のアクセス権限(JP1_AJSのアクセス権限)
JP1資源グループやJP1権限レベルに関係なく,すべての操作を実行できます。
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ジョブの実行・操作時のアクセス権限,およびエージェント管理情報のアクセス権限(JP1_JPQのアクセス権限)
設定されているJP1資源グループやJP1権限レベルの範囲で操作できます。
ただし,環境設定パラメーターADMACLIMITをデフォルトから変更して「yes」に設定している場合は,すべての操作がJP1権限レベルの範囲に制限されます。
環境設定パラメーターADMACLIMITの詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド 20.11.2(4) ADMACLIMIT」を参照してください。
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