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JP1 Version 12 JP1/Automatic Job Management System 3 導入ガイド


7.2.2 JP1資源グループの設定

各JP1ユーザーには,JP1/BaseでJP1資源グループごとにユニットに対する権限(JP1権限レベル)が設定されています。JP1権限レベルは,各ユニットにJP1資源グループを設定することで有効になります。

ユニットにJP1資源グループが設定されていない場合は,すべてのJP1ユーザーがそのユニットに対してすべての操作ができます。

なお,マネージャージョブグループおよびマネージャージョブネットでは,参照先のマネージャー側で設定したユニットのJP1資源グループとその権限が適用されます。

補足事項

JP1ユーザーにマッピングされているOSユーザーがAdministrators権限またはスーパーユーザー権限を持つユーザーの場合,ユニットに対するアクセス権限は,次のようになります。

  • ジョブネット定義・実行時のアクセス権限(JP1_AJSのアクセス権限)

    JP1資源グループやJP1権限レベルに関係なく,すべての操作を実行できます。

  • ジョブの実行・操作時のアクセス権限,およびエージェント管理情報のアクセス権限(JP1_JPQのアクセス権限)

    設定されているJP1資源グループやJP1権限レベルの範囲で操作できます。

ただし,環境設定パラメーターADMACLIMITをデフォルトから変更して「yes」に設定している場合は,すべての操作がJP1権限レベルの範囲に制限されます。

環境設定パラメーターADMACLIMITの詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド 20.11.2(4) ADMACLIMIT」を参照してください。