7.2.1 ユニット所有者権限
ジョブやジョブネットを定義したJP1ユーザーは,そのユニットの所有者権限を持ちます。所有者権限があるJP1ユーザーは,JP1権限レベルに関係なく,JP1資源グループ名や所有者,ジョブの実行ユーザー種別を変更できます。ただし,ユニットの所有者であっても,そのユニットを参照する権限がないJP1資源グループが設定されている場合は,JP1/AJS3 - Viewでそのユニットの詳細定義ダイアログボックスを開けないため,JP1資源グループ名,所有者,ジョブの実行ユーザー種別を変更できません。そのため,ユニットの所有者で変更したい場合は,JP1資源グループを,ユニット所有者が参照権限のあるJP1資源グループに,ほかのJP1ユーザーで再設定してください。
また,ユニットに所有者が設定されていない場合は,すべてのユーザーがJP1資源グループ名,所有者,およびジョブの実行ユーザー種別を変更できます。
なお,ジョブの所有者を変更した場合,ジョブの実行ユーザー種別に設定している「所有ユーザー」が「登録ユーザー」に変更されることがあります。これは,意図せず,変更後の所有者でジョブが実行されることを防ぐためです。実行ユーザー種別が「登録ユーザー」に変更されると,ジョブはジョブネットを実行登録したJP1ユーザーで実行されます。ただし,次のどちらかの場合は,所有者を変更しても実行ユーザー種別は「登録ユーザー」に変更されません。
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環境設定パラメーターADMACLIMITを省略しているか「no」を設定していて,操作するJP1ユーザーが次の管理者権限を持つOSユーザーにマッピングされている。
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Windowsの場合
Administrators権限を持つOSユーザー
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UNIXの場合
スーパーユーザー権限を持つOSユーザー
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操作対象のジョブに資源グループおよび所有者が設定されていて,操作するJP1ユーザーがその資源グループに対してJP1_AJS_Admin権限を持っている。