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JP1 Version 12 JP1/Automatic Job Management System 3 導入ガイド


3.4.9 起動条件と保存世代数

ジョブネットを実行登録すると世代が作成されます。実行結果として保存される世代数のことを保存世代数といい,ルートジョブネットに設定できます。設定した世代数分の実行結果は,JP1/AJS3 - ViewやWeb GUI,API,ajsshowコマンドで確認できます。保存世代数に設定した世代数を超えた過去の実行結果は,自動的に削除されるように管理されています。

起動条件付きジョブネットの保存世代数管理は,監視世代と実行世代を合わせたすべての世代を対象としています。起動条件付きジョブネットの保存世代数管理についての詳細は,「4.2.3(3) 起動条件付きジョブネットの保存世代数管理の例」を参照してください。

保存世代管理方式は,インストール後に環境設定パラメーターSAVEGENTYPEで任意に変更できます。環境設定パラメーターSAVEGENTYPEの詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド 20.4 スケジューラーサービス環境設定」を参照してください。

バージョン8以前からバージョンアップインストールした場合

バージョン8以前からバージョンアップインストールした場合は,バージョン9以降を新規にインストールした場合と保存世代管理方式が異なります。詳細については,「4.2.3(3) 起動条件付きジョブネットの保存世代数管理の例」を参照してください。

保存世代管理方式を,バージョン8以前の方式からバージョン9以降の方式に変更することもできます。ただし,変更時にはバージョン8以前の方式からバージョン9の方式に切り替えるための処理が行われるため,切り替えに掛かる時間が運用に影響を与えるおそれがあります。変更方法および変更時の注意事項については,「4.2.3(4) バージョン8以前のJP1/AJS2からバージョンアップインストールした場合の注意事項」を参照してください。