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JP1 Version 12 JP1/Automatic Job Management System 3 導入ガイド


3.4.8 実行登録した起動条件付きジョブネットの操作

実行登録した起動条件付きジョブネットに対して,さまざまな操作ができます。

起動条件の監視をしている監視世代に対しては,監視を中断したり,強制終了したりすることで,監視を打ち切ることができます。また,起動条件が成立した実行世代に対しては,実行を保留したり,実行中止したりすることができます。

監視世代に対して保留や実行中止などの一時変更操作をすると,新たに生成される実行世代に反映されます。すでに生成されている実行世代には反映されません。すでに生成されている実行世代に対しては,実行世代を指定して,保留や実行中止などの一時変更操作をしてください。

監視世代および実行世代にできる操作の例を次に示します。

監視世代の監視を打ち切る

「監視中」状態の監視世代を「中断」または「強制終了」することで,監視を途中で打ち切ることができます。

操作方法の詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 運用ガイド 8.1.1 起動条件監視中のジョブネットの停止」を参照してください。

監視終了後に再監視する

監視が終了したジョブネットを再度実行登録するか,ルートジョブネットの実行予定世代を計画一時変更で「日時変更」または「即時実行」することによって,起動条件を再監視できます。「監視未起動終了」・「監視打ち切り終了」・「監視正常終了」状態の監視世代を再実行しても再監視できません。

なお,実行予定世代を計画一時変更する方法については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 操作ガイド 9.3.1 ジョブネットの実行開始日時を変更する」またはマニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 操作ガイド 9.4 実行予定があるジョブネットをすぐに実行する」を参照してください。

起動条件が成立した実行世代を中止する

保留中の実行世代や,多重起動を設定していない場合に起動条件が成立済みで実行中の実行世代の終了を待っている世代に対して「実行中止」することで,その実行世代の実行を中止できます。

操作方法の詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 操作ガイド 9.5 ジョブネットやジョブの実行を一時的に中止する」を参照してください。

実行世代の実行を保留する

起動条件が成立しても実行を保留したい実行世代に対して「保留」を設定することで,起動条件が成立しても,その実行世代は「保留中」状態となります。

操作方法の詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 操作ガイド 9.6 ジョブネットやジョブの実行を保留する」を参照してください。

実行登録後に起動条件に定義したイベントジョブの定義を変更する

起動条件付きジョブネットの実行登録後,起動条件の監視中に起動条件に定義したイベントジョブの定義内容を変更できます。

詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 運用ガイド 8.1.2 実行登録後に起動条件に定義したイベントジョブの定義を変更する」を参照してください。