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JP1 Version 12 JP1/Automatic Job Management System 3 導入ガイド


1.4 JP1/AJS3のデータベース構成の種類

JP1/AJS3 - Managerでは,ジョブやジョブネットなどの情報を管理するデータベースとして組み込みDBを標準で使用します。ただし,旧バージョンからの互換性および運用形態から,ISAM形式のデータベースも使用できます。

JP1/AJS3 - Managerのデータベース構成には次の2種類があります。

JP1/AJS3 - Managerのデータベース構成について次の図に示します。

図1‒9 JP1/AJS3 - Managerのデータベース構成

[図データ]

なお,クラウド環境でJP1/AJS3 - Managerを運用する場合,組み込みDBの代わりに,クラウド環境で提供されるデータベース(外部DB)を標準構成(ISAMレス構成)で利用することもできます。

外部DBの詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 設計ガイド(システム構築編) 2.11 クラウド環境での外部DBの利用を検討する」を参照してください。

補足事項

バージョン11-00以前の場合,バージョン8以前のJP1/AJS2との互換性を維持するため,ISAM形式のデータベースだけの構成(互換用ISAM構成)を利用できます。

バージョン11-10以降の場合,互換用ISAM構成は利用できません。

図1‒10 互換用ISAM構成

[図データ]

互換用ISAM構成からバージョンアップをする場合は,データベース構成を標準構成にする必要があります。

データベース構成を標準構成へ変更する方法については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 設計ガイド(システム構築編) 8.5 JP1/AJS2 - ManagerからJP1/AJS3 - Managerへのバージョンアップ」およびマニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 設計ガイド(システム構築編) 8.8 互換用ISAM構成のJP1/AJS3 - Managerのバージョンアップ」を参照してください。

なお,このマニュアルでデータベース構成の種類を特定していない場合は,標準構成を前提として説明しています。

各データベース構成について説明します。

〈この節の構成〉