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JP1 Version 12 JP1/Automatic Job Management System 3 導入ガイド


1.1.3 GUIを使った定義や監視

JP1/AJS3は,業務の定義や監視を,GUIを使って視覚的に操作できます。マネージャーホストやエージェントホストが各地に分散している場合でも,1台のホストの画面で業務の定義や実行の指示,実行状態の監視や実行結果の確認ができます。

JP1/AJS3のGUIには,JP1/AJS3 - Viewと,JP1/AJS3 - Web ConsoleのWeb GUIの二つがあります。

JP1/AJS3 - View は,ジョブネットの定義,実行,監視など,業務の運用に関わるさまざまな操作をするプログラムです。

Web GUI は,主にジョブネットの実行・監視を目的としたプログラムです。ジョブネットやジョブを定義することはできません。ジョブネットやジョブを定義する場合は,JP1/AJS3 - View,またはJP1/AJS3 - Definition Assistant を使用してください。

業務の定義は,JP1/AJS3 - Viewでアイコンをドラッグアンドドロップして行います。直感的なインターフェースで業務を定義できます。

JP1/AJS3 - Viewによる業務定義の例を,次の図に示します。

図1‒3 JP1/AJS3 - Viewによる業務定義

[図データ]

業務を登録すると,GUI上に実行予定が表示され,業務が実行されるとその実行状態や結果は表示色を変えることで表現されます。表示する色が変わることで,異常の発生などを画面上ですばやく発見できます。

JP1/AJS3 - Viewで実行状態を監視する例を,次の図に示します。

図1‒4 JP1/AJS3 - Viewで実行状態を監視

[図データ]

また,Web GUIでは,業務の進捗や実行状態を外部ネットワークからWebブラウザーで監視できます。実行中の特定の業務に異常が発生していないか外出先から監視したり,クラウド環境に構築したJP1/AJS3の業務を監視したりできます。

Web GUIでの監視の例を,次の図に示します。

図1‒5 Web GUIでの監視

[図データ]

JP1/AJS3 - ViewとWeb GUIには特徴や役割に違いがあります。それぞれの違いを把握して使い分けてください。JP1/AJS3 - ViewとWeb GUIの特徴や役割の違いについては,「6.5 業務を監視するプログラムの特徴と違い」を参照してください。