4.13.10　HTMLパーツでパラメタを使用する方法

［属性の設定］画面（ガイド領域のHTMLパーツ）で［HTMLソース文字列にパラメタを埋め込む］チェックボックスをチェックした場合，［HTMLソース文字列］テキストボックスで入力するHTMLソース文字列中に［パラメタ一覧］で定義しているパラメタ名を埋め込むと，HTMLコンテンツを表示するときに，HTMLソース文字列中のパラメタ名をパラメタ値に変換して表示できます。

HTMLパーツにパラメタ名を埋め込んでおくと，パラメタ値を変更する形でのパーツを再利用ができます。

HTMLソース文字列中には，次の形式でパラメタ名を埋め込むことができます。

{{param}}形式（HTML特殊文字をエスケープする場合）

パラメタ名を「{{」と「}}」で囲んで埋め込みます。パラメタ名をパラメタ値に変換するときに，HTML特殊文字（& < > " ' / ` =）をエスケープする必要がある場合に使用します。
{{{param}}}形式（HTML特殊文字をエスケープしない場合）

パラメタ名を「{{{」と「}}}」で囲んで埋め込みます。パラメタ名をパラメタ値に変換するときに，HTML特殊文字（& < > " ' / ` =）をエスケープしない場合（パラメタ値がURLやファイルパスの場合など）に使用します。

各形式のパラメタ名の埋め込みと変換の詳細について，次に示します。

〈この項の構成〉

(1)　{{param}}形式でパラメタを埋め込む（HTML特殊文字をエスケープする場合）
(2)　{{{param}}}形式でパラメタを埋め込む（HTML特殊文字をエスケープしない場合）

(1)　{{param}}形式でパラメタを埋め込む（HTML特殊文字をエスケープする場合）

［HTMLソース文字列］テキストボックスで入力するHTMLソース文字列中に，［パラメタ一覧］で定義しているパラメタ名を{{param}}形式で埋め込むと，「{{」から「}}」までの間が，パラメタ名に対応するパラメタ値に変換されます。また，パラメタ値に含まれるHTML特殊記号（& < > " ' / ` =）はエスケープされて，次の表に示すHTMLエスケープ文字列に変換されます。

表4‒5　HTML特殊記号と変換後のHTMLエスケープ文字列
HTML特殊記号	変換後のHTMLエスケープ文字列
`&`	`&`
`<`	`<`
`>`	`>`
`"`	`"`
`'`	`'`
`/`	`/`
`	```
`=`	`=`

注意事項

paramの前後に1個以上の半角スペースがある場合は無視されます。
paramで指定したパラメタ名が［パラメタ一覧］で定義されていない場合，「{{param}}」の部分は空文字に変換されます。
「}}」より前に対になる「{{」が存在しない場合，「}}」は通常の文字列として扱われます。
「{{」より後ろに対になる「}}」が存在しない場合，対象のHTMLパーツのHTMLソース文字列に埋め込んだすべてのパラメタ名に対するパラメタ値への変換が行われません。

（パラメタ名の変換例）

paramで指定したパラメタ名の変換例を，次に示します。

［パラメタ一覧］で定義しているパラメタ名の例

パラメタ名	パラメタ値
`param1`	`value1`
`param2`	`<span>value2</span>`
`param3`	`value3`
`param4`	`value4`
`param5`	`value5`

パラメタ名の入力例

param1: {{param1}}
param2: {{param2}}
param3: {{  param3  }}
param4: {param4}}
param5: param5}}

パラメタ名の変換例

param1: value1
param2: &lt;span&gt;value2&lt;&#x2F;span&gt;
param3: value3
param4: {param4}}
param5: param5}}

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(2)　{{{param}}}形式でパラメタを埋め込む（HTML特殊文字をエスケープしない場合）

［HTMLソース文字列］テキストボックスで入力するHTMLソース文字列中に，［パラメタ一覧］で定義しているパラメタ名を{{{param}}}形式で埋め込むと「{{{」から「}}}」までの間が，パラメタ名に対応するパラメタ値に変換されます。また，パラメタ値に含まれているHTML特殊記号（& < > " ' / ` =）はエスケープされません。