Hitachi

JP1 Version 12 JP1/Automatic Operation サービステンプレートリファレンス


5.3.5 ストレージ情報一覧取得

機能

Hitachi Device Manager Software(以下,Device Manager)の管理下にある,DPプール情報の一覧をCSV形式でファイルに出力します。

シリアル番号を指定することで,Device Managerの管理下にある,シリアル番号が一致するストレージだけを対象にできます。

この部品が前提とするサーバを次に示します。

・HDvMサーバ

 Device Managerがインストールされているサーバです。

・HDvM CLIサーバ(実行対象サーバ)

 Device Manager CLIがインストールされているサーバです。JP1/AOによってこのサーバに部品が転送され,実行されます。

利用場面

LUの追加を行う場合に指定する,データ格納先のDPプール情報の一覧をCSV形式のファイルで出力することができます。

前提条件

【システム内前提製品】/【実行対象システム内前提製品】/【実行対象サーバ内前提製品】/【実行対象サーバ内前提製品の稼働OS】の最新のサポート状況については,リリースノートを参照してください。

【システム内前提製品】

 JP1/Automatic Operation 11-00以降

【実行対象システム内前提製品】

(1)HDvMサーバに次の製品がセットアップされていること。

 ・Hitachi Device Manager Software 07-00以降

(2)システム内のストレージシステムとして次のどれかがセットアップされていること。

 ・Hitachi Adaptable Modular Storage 2100/2300/2500/2010

 ・Hitachi Unified Storage 110/130/150

 ・Hitachi Unified Storage VM

 ・Hitachi Universal Storage Platform V/VM

 ・Hitachi Virtual Storage Platform

 ・Hitachi Virtual Storage Platform G1000/G1500/F1500

 ・Hitachi Virtual Storage Platform G100/G200/G400/G600/G800

 ・Hitachi Virtual Storage Platform F400/F600/F800

【実行対象システム内前提製品の使用条件】

(1)ストレージシステムがHitachi Device Manager Softwareで管理されていること。

(2)ストレージシステムにDPプールが作成済みであること。

【実行対象サーバ内前提製品】

 ・Hitachi Device Manager Software CLI 07-00以降

【実行対象サーバ内前提製品の稼働OS】

 ・Windows Server 2008 R2 Standard/Enterprise/Datacenter

 ・Windows Server 2012 Standard/Datacenter,Windows Server 2012 R2 Standard/Datacenter

実行権限

(1)Device Managerに接続するユーザーは,次の権限を持つユーザーグループに属している必要があります。

 リソースグループとして「All Resources」を割り当てられ,Admin権限またはModify権限を持つユーザーグループ。

バージョン

02.00.00

部品のタグ

Gather Storage information,Device Manager

タスクログに表示される部品の名称

hdvmOutStorageSpec

戻り値

戻り値

説明

0

正常

12

異常(ユーザーミス) プロパティ不正

21

異常(環境不正) コマンドが見つからない(部品スクリプトでエラーを検知)

27

異常(エラー内容はタスクログで確認)

28

異常(取得情報なし) DPプールが一つも存在しない

41

異常(部品内でエラーを検知) プロパティ未入力(部品スクリプトでエラーを検知)

42

異常(部品内でエラーを検知) 内部エラー(部品スクリプトでエラーを検知)

プロパティ一覧

プロパティ一覧を次の表に示します。

プロパティキー

プロパティ名

説明

デフォルト値

入出力種別

必須区分

HDvM.cliInstallPath

HDvM CLIのインストールパス

Device Manager CLIのインストールパスを指定します。

− 

入力

○ 

HDvM.httpType

HDvMとの通信プロトコル

HDvMサーバに接続するためのプロトコルをhttpまたはhttpsで指定します。

http

入力

○ 

HDvM.hostName

HDvMサーバのホスト名

HDvMサーバのホスト名またはIPアドレスを指定します。IPv6アドレスは指定できません。

− 

入力

○ 

HDvM.portNumber

HDvMとの接続ポート番号

HDvMサーバに接続するためのポート番号を指定します。

2001

入力

○ 

HDvM.userName

HDvMに接続するためのユーザーID

HDvMサーバに接続するためのユーザーIDを指定します。

System

入力

○ 

HDvM.password

HDvMに接続するためのパスワード

HDvMサーバに接続するためのパスワードを指定します。

manager

入力

○ 

HDvM.serialNumber

ストレージシステムのシリアル番号

取得対象のストレージシステムのシリアル番号を指定します。

− 

入力

△ 

common.fileName

ファイル名

ファイル名を指定します。

− 

入力

○ 

plugin.destinationHost

実行対象サーバのホスト名

この部品を実行するサーバのホスト名またはIPアドレスを指定します。IPv6アドレスには対応していません。

− 

入力

○ 

common.returnValue

部品の戻り値

この部品の戻り値が格納されます。

− 

出力

△