Hitachi

JP1 Version 12 JP1/Automatic Operation サービステンプレートリファレンス


4.13.39 日時比較

機能

この部品は,日時の比較を行います。

基準日時(common.standardDateプロパティ)と比較日時(common.compareDateプロパティ)を比較し,基準日時と比べて比較日時が新しい場合"true",古い場合"false"を返します。また出力データとして,日時比較結果(新)(common.newResultDateプロパティ)には,比較した結果新しいほうの日時が格納され,日時比較結果(古)(common.oldResultDateプロパティ)には,古いほうの日時が格納されて出力されます。

日時の比較は,秒単位で比較を行います。

入力する日時(common.standardDate,common.compareDateプロパティ)について次に示します。

・「yyyy/mm/dd hh:MM:ss」の形式で指定してください。

・時刻(hh:MM:ss)を入力しない場合「00:00:00」が設定されます。また,日付(yyyy/mm/dd)を入力しない場合,実行対象サーバの実行時の日付が設定されます。

出力する比較結果(common.compareResultプロパティ)について次に示します。

・同日時の場合,「true」を出力します。

出力する日時(common.newResultDate,common.oldResultDateプロパティ)について次に示します。

・日時比較結果(新)(common.newResultDateプロパティ)と日時比較結果(古)(common.oldResultDateプロパティ)に格納する値は 基準日時(common.standardDateプロパティ)と比較日時(common.compareDateプロパティ)に指定した値をそのまま格納します。

利用場面

2つのファイルから日時情報を取得したあと,2つの日時を比較し,どちらのファイルが新しいか(古いか)を調べたい時に使用できます。

前提条件

【システム内前提製品】/【実行対象サーバ内前提製品】/【実行対象サーバの稼働OS】の最新のサポート状況については,リリースノートを参照してください。

【システム内前提製品】

 JP1/Automatic Operation 11-00以降

【実行対象サーバ内前提製品】

なし。

【実行対象サーバの稼働OS】

(1) Windows Server 2008 R2 Standard/Enterprise/Datacenter

(2) Windows Server 2012 Standard/Datacenter,Windows Server 2012 R2 Standard/Datacenter

(3) Windows Server 2016 Standard/Datacenter

(4) Windows Server 2019 Standard/Datacenter

(5) Red Hat Enterprise Linux Server 6 (32-bit x86),Red Hat Enterprise Linux Server 6 (64-bit x86_64)

(6) Red Hat Enterprise Linux Server 7 (64-bit x86_64)

(7) Red Hat Enterprise Linux Server 8 (64-bit x86_64)

(8) CentOS 6 (64-bit x86_64)

(9) CentOS 7 (64-bit x86_64)

(10) CentOS 8 (64-bit x86_64)

(11) Oracle Linux 8 (64-bit x86_64)

【実行対象サーバの使用条件】

なし。

注意事項

(1)この部品のプロパティには「"」(ダブルクォーテーション)および「'」(シングルクォーテーション)を含む文字列は指定しないでください。

(2)機能説明に記載している形式以外でも日時の入力は可能です。ただし,日時の形式によって,部品の実行は正常終了しますが,日時の比較結果が正しく判定されない場合があります。実行対象サーバにおいて,次の方法で正しい判定結果を得るための日時の形式を確認してください。

実行対象サーバがWindowsの場合はGet-Dateコマンド,UNIXの場合はdateコマンド(-dオプション)を実行して,入力日時と出力日時が一致することを確認してください。

 入力日時と出力日時の日時が一致している例(実行対象サーバ:UNIX)

  入力:date -d "2009-06-15 20:45"

  出力:2009年 6月 15日 月曜日 20:45:00 JST

 入力日時と出力日時の日時が異なる例(実行対象サーバ:UNIX)

  入力:date -d "2015年03月03日 14時18分27秒"

  出力:2015年 3月 12日 木曜日 20:15:00 JST

バージョン

02.00.00

部品のタグ

Gather OS information,Windows,Linux

タスクログに表示される部品の名称

osCompareDateAndTime

戻り値

戻り値

説明

0

正常

12

異常(ユーザーミス) プロパティ不正

27

異常(エラー内容はタスクログで確認)

41

異常(部品内でエラーを検知) プロパティ未入力(部品スクリプトでエラーを検知)

プロパティ一覧

プロパティ一覧を次の表に示します。

プロパティキー

プロパティ名

説明

デフォルト値

入出力種別

必須区分

plugin.destinationHost

実行対象サーバのホスト名

この部品を実行するサーバのホスト名またはIPアドレスを指定します。IPv6アドレスには対応していません。

− 

入力

○ 

common.standardDate

基準日時

比較する際に,基準となる日時です。

− 

入力

○ 

common.compareDate

比較日時

基準日時と比較するための日時です。

− 

入力

○ 

common.compareResult

比較結果

基準日時と比べて比較日時が新しい場合「true」,古い場合「false」を返します。同日時の場合,「true」を出力します。

− 

出力

− 

common.newResultDate

日時比較結果(新)

基準日時と比較日時を比較し,新しい方の日時を出力します。

− 

出力

− 

common.oldResultDate

日時比較結果(古)

基準日時と比較日時を比較し,古い方の日時を出力します。

− 

出力

− 

common.returnValue

部品の戻り値

この部品の戻り値が格納されます。

− 

出力

−