Hitachi

JP1 Version 12 JP1/Automatic Operation サービステンプレートリファレンス


4.12.10 バックアップ実行(JP1/VERITAS)

機能

この部品は,JP1/VERITAS NetBackupでバックアップを実行し,バックアップの実行終了後に部品が終了します。

この部品では,次のサーバを前提とします。

・バックアップ実行サーバ(実行対象サーバ)

 JP1/VERITAS NetBackupが動作するサーバです。

 実行対象のバックアップポリシーが作成されている必要があります。

利用場面

定期的または必要なタイミングで対象サーバのバックアップを取得します。

前提条件

【システム内前提製品】/【実行対象サーバ内前提製品】/【実行対象サーバ内前提製品の稼働OS】の最新のサポート状況については,リリースノートを参照してください。

【システム内前提製品】

 (1)JP1/Automatic Operation 11-00以降

【実行対象サーバ内前提製品】

 (1)JP1/VERITAS NetBackup 7.0,7.1,7.5,7.6,7.7

 (2)JP1/VERITAS NetBackup 8.0,8.1,8.2,8.3

 (3)JP1/VERITAS NetBackup 9.0,9.1

【実行対象サーバ内前提製品の稼働OS】

 (1) Windows Server 2008 R2 Standard/Enterprise/Datacenter

 (2) Windows Server 2012 Standard/Datacenter,Windows Server 2012 R2 Standard/Datacenter

 (3) Windows Server 2016 Standard/Datacenter

 (4) Windows Server 2019 Standard/Datacenter

 (5) Red Hat Enterprise Linux Server 6 (64-bit x86_64)

 (6) Red Hat Enterprise Linux Server 7 (64-bit x86_64)

 (7) Red Hat Enterprise Linux Server 8 (64-bit x86_64)

 (8) AIX V6

 (9) AIX V7

【実行対象サーバ内前提製品の使用条件】

 (1)JP1/VERITAS NetBackupが起動していること。

 (2)実行対象のバックアップポリシーが設定されていること。

 (3)JP1/VERITAS NetBackupでバックアップポリシーを定義する際に次のように設定してください。

 ・スケジュールのStart Windowを設定しないでください。

  スケジュール実行はJP1/Automatic Operationで設定してください。

 ・"Bare Metal Restore"のチェックを外してください。JP1/VERITAS NetBackup 7.0,7.1の場合,この機能をサポートしておりません。

  JP1/VERITAS NetBackup 7.0では,デフォルトでチェックが付いているため,部品実行前に必ず確認してください。

その他のJP1/VERITAS NetBackupの未サポート機能については,JP1/VERITAS NetBackupのソフトウェア添付資料の未サポート機能に記載があります。

これらの機能も設定しないでください。

注意事項

(1)実行中のバックアップをキャンセルする際には,JP1/VERITAS NetBackup側でジョブをキャンセルする必要があります。

 JP1/Automatic Operation側で実行中のタスクをキャンセル(強制終了)しても,JP1/VERITAS NetBackupのジョブはキャンセルされません。

(2)次の機能を使用した場合に,部品の実行に失敗しますので,使用しないでください。

 ・1バックアップポリシーに複数クライアントを定義したバックアップ

 ・Disk Stagingを使った場合の二次バックアップ

(3)次の機能を使用した場合に,JP1/VERITAS NetBackupのジョブが複数実行されます。すべてのジョブが正常の場合だけ部品が正常終了となり,それ以外は,異常終了となります。

 ・マルチデータストリームを使ったバックアップ

 ・マルチコピーを使ったバックアップ

 ・カタログバックアップ

実行権限

Windowsの場合:Administrator権限

UNIXの場合:root権限

バージョン

02.00.00

部品のタグ

Control JP1,VERITAS,Windows,Linux,AIX

タスクログに表示される部品の名称

jp1veritasBackup

戻り値

戻り値

説明

0

正常

21

異常(環境不正) コマンドが見つからない(部品スクリプトでエラーを検知)

27

異常(エラー内容はタスクログで確認)

41

異常(部品内でエラーを検知) プロパティ未入力(部品スクリプトでエラーを検知)

プロパティ一覧

プロパティ一覧を次の表に示します。

プロパティキー

プロパティ名

説明

デフォルト値

入出力種別

必須区分

plugin.destinationHost

実行対象サーバのホスト名

この部品を実行するサーバのホスト名またはIPアドレスを指定します。IPv6アドレスには対応していません。

− 

入力

○ 

JP1VERITAS.jp1nbuPolicyName

バックアップポリシー名

JP1/VERITAS NetBackupに登録されているバックアップポリシー名を指定します。

− 

入力

○ 

JP1VERITAS.jp1nbuScheduleName

スケジュール名

指定したバックアップポリシー内で定義されているスケジュール名を指定します。

− 

入力

○ 

common.returnValue

部品の戻り値

この部品の戻り値が格納されます。

− 

出力

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