Hitachi

JP1 Version 12 JP1/Automatic Operation サービステンプレートリファレンス


4.7.28 OSユーザー情報の削除(SYSTEM)

機能

指定されたサーバのJP1/Baseに対し,パスワード管理情報に登録されているOSユーザー情報の削除を行います(Windows限定)。

この部品では,次のサーバを前提とします。

・エージェントサーバ(実行対象サーバ)

 この部品を実行する対象です。JP1/Baseがセットアップされている必要があります。

利用場面

運用に使用するOSユーザーの削除の際に,パスワード管理情報からOSユーザー情報を削除する場合などに利用できます。また,下記部品と組みあわせて,JP1ユーザーを削除する際に必要となるユーザーマッピング情報,パスワード管理情報および操作権限の削除を行うことで,JP1ユーザーの削除作業を効率化できます。

・jp1baseDeleteJp1User_System

・jp1baseDeleteMapping_System

・jp1baseDeletePermission_System

前提条件

【システム内前提製品】/【実行対象サーバ内前提製品】/【実行対象サーバ内前提製品の稼働OS】の最新のサポート状況については,リリースノートを参照してください。

【システム内前提製品】

 (1)JP1/Automatic Operation 11-00以降

【実行対象サーバ内前提製品】

 (1)JP1/Base 09-00以降

【実行対象サーバ内前提製品の稼働OS】

(1) Windows Server 2008 R2 Standard/Enterprise/Datacenter

(2) Windows Server 2012 Standard/Datacenter,Windows Server 2012 R2 Standard/Datacenter

(3) Windows Server 2016 Standard/Datacenter

(4) Windows Server 2019 Standard/Datacenter

【実行対象サーバ内前提製品の使用条件】

(1)JP1/Baseの認証サーバが起動していること。

(2)実行対象サーバのJP1/Baseがクラスタ構成の場合,プロパティcommon.targetHostnameにはJP1/Baseの論理ホストが動作している物理ホスト名を,プロパティJP1.logicalHostNameにはJP1/Baseの論理ホスト名を指定してください。

バージョン

02.50.01

部品のタグ

Configure JP1,Base,Windows

タスクログに表示される部品の名称

jp1baseDeleteUserInfo_System

戻り値

戻り値

説明

0

正常

21

異常(環境不正) コマンドが見つからない(部品スクリプトでエラーを検知)

27

異常(エラー内容はタスクログで確認)

41

異常(部品内でエラーを検知) プロパティ未入力(部品スクリプトでエラーを検知)

42

異常(部品内でエラーを検知) 内部エラー(部品スクリプトでエラーを検知)

プロパティ一覧

プロパティ一覧を次の表に示します。

プロパティキー

プロパティ名

説明

デフォルト値

入出力種別

必須区分

JP1.logicalHostName

実行対象サーバの論理ホスト名

実行対象サーバのJP1論理ホスト名を指定します。

− 

入力

△ 

common.osUserName

OSユーザー名

JP1/Baseのパスワード管理情報から削除するOSユーザーのユーザー名を指定します。

− 

入力

○ 

plugin.destinationHost

実行対象サーバのホスト名

この部品を実行するサーバのホスト名またはIPアドレスを指定します。IPv6アドレスには対応していません。

− 

入力

○ 

common.returnValue

部品の戻り値

この部品の戻り値が格納されます。

− 

出力

△