4.7.27 OSユーザー情報の削除
機能
指定されたサーバのJP1/Baseに対し,パスワード管理情報に登録されているOSユーザー情報の削除を行います(Windows限定)。
この部品では,次のサーバを前提とします。
・エージェントサーバ(実行対象サーバ)
この部品を実行する対象です。JP1/Baseがセットアップされている必要があります。
この部品の実行にはAdministratorユーザ(ビルトインAdministratorアカウント)が必要です。実行対象サーバにAdministratorユーザ(ビルトインAdministratorアカウント)が存在しない場合,または,無効の場合,システムアカウントで実行を行う部品「OSユーザー情報の削除(SYSTEM)」を実行してください。
利用場面
運用に使用するOSユーザーの削除の際に,パスワード管理情報からOSユーザー情報を削除する場合などに利用できます。また,下記部品と組みあわせて,JP1ユーザーを削除する際に必要となるユーザーマッピング情報,パスワード管理情報および操作権限の削除を行うことで,JP1ユーザーの削除作業を効率化できます。
・jp1baseDeleteJp1User
・jp1baseDeleteMapping
・jp1baseDeletePermission
前提条件
【システム内前提製品】/【実行対象サーバ内前提製品】/【実行対象サーバ内前提製品の稼働OS】の最新のサポート状況については,リリースノートを参照してください。
【システム内前提製品】
(1)JP1/Automatic Operation 11-00以降
【実行対象サーバ内前提製品】
(1)JP1/Base 09-00以降
【実行対象サーバ内前提製品の稼働OS】
(1) Windows Server 2008 R2 Standard/Enterprise/Datacenter
(2) Windows Server 2012 Standard/Datacenter,Windows Server 2012 R2 Standard/Datacenter
(3) Windows Server 2016 Standard/Datacenter
(4) Windows Server 2019 Standard/Datacenter
【実行対象サーバ内前提製品の使用条件】
(1)JP1/Baseの認証サーバが起動していること。
(2)実行対象サーバのJP1/Baseがクラスタ構成の場合,プロパティcommon.targetHostnameにはJP1/Baseの論理ホストが動作している物理ホスト名を,プロパティJP1.logicalHostNameにはJP1/Baseの論理ホスト名を指定してください。
バージョン
02.00.00
部品のタグ
Configure JP1,Base,Windows
タスクログに表示される部品の名称
jp1baseDeleteUserInfo
戻り値
戻り値 |
説明 |
---|---|
0 |
正常 |
21 |
異常(環境不正) コマンドが見つからない(部品スクリプトでエラーを検知) |
27 |
異常(エラー内容はタスクログで確認) |
41 |
異常(部品内でエラーを検知) プロパティ未入力(部品スクリプトでエラーを検知) |
42 |
異常(部品内でエラーを検知) 内部エラー(部品スクリプトでエラーを検知) |
プロパティ一覧
プロパティ一覧を次の表に示します。
プロパティキー |
プロパティ名 |
説明 |
デフォルト値 |
入出力種別 |
必須区分 |
---|---|---|---|---|---|
JP1.logicalHostName |
実行対象サーバの論理ホスト名 |
実行対象サーバのJP1論理ホスト名を指定します。 |
− |
入力 |
△ |
common.osUserName |
OSユーザー名 |
JP1/Baseのパスワード管理情報から削除するOSユーザーのユーザー名を指定します。 |
− |
入力 |
○ |
plugin.destinationHost |
実行対象サーバのホスト名 |
この部品を実行するサーバのホスト名またはIPアドレスを指定します。IPv6アドレスには対応していません。 |
− |
入力 |
○ |
common.returnValue |
部品の戻り値 |
この部品の戻り値が格納されます。 |
− |
出力 |
△ |