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JP1 Version 12 JP1/Automatic Operation サービステンプレートリファレンス


4.7.18 JP1ユーザーパスワード変更

機能

指定したサーバのJP1/Baseに対してJP1ユーザーのパスワード変更を実行します。

UNIX環境で使用する場合は「運用ユーザー変更」または「運用ユーザー一括変更」サービステンプレートで使用してください。それ以外のサービステンプレートで使用することをサポートしていません。

この部品では,次のサーバを前提とします。

・JP1認証サーバ(実行対象サーバ)

 この部品を実行する対象です。JP1/Baseがセットアップされ,認証サーバが起動している必要があります。

実行対象サーバのOSがWindowsの場合,この部品の実行にはAdministratorユーザ(ビルトインAdministratorアカウント)が必要です。実行対象サーバにAdministratorユーザ(ビルトインAdministratorアカウント)が存在しない場合,または,無効の場合,システムアカウントで実行を行う部品「JP1ユーザーパスワード変更(SYSTEM)」を実行してください。

利用場面

JP1/Automatic Job Management System 3のジョブ実行環境や,JP1/Integrated Managementによる監視システムで,JP1/Baseの認証サーバに登録されたJP1ユーザーのパスワード変更に使用できます。

前提条件

【システム内前提製品】/【実行対象サーバ内前提製品】/【実行対象サーバ内前提製品の稼働OS】の最新のサポート状況については,リリースノートを参照してください。

【システム内前提製品】

(1)JP1/Automatic Operation 11-00以降

【実行対象サーバ内前提製品】

(1)JP1/Base 09-00以降

【実行対象サーバ内前提製品の稼働OS】

(1) Windows Server 2008 R2 Standard/Enterprise/Datacenter

(2) Windows Server 2012 Standard/Datacenter,Windows Server 2012 R2 Standard/Datacenter

(3) Windows Server 2016 Standard/Datacenter

(4) Windows Server 2019 Standard/Datacenter

(5) Red Hat Enterprise Linux Server 6 (32-bit x86),Red Hat Enterprise Linux Server 6 (64-bit x86_64)

(6) Red Hat Enterprise Linux Server 7 (64-bit x86_64)

(7) Red Hat Enterprise Linux Server 8 (64-bit x86_64)

(8) AIX V6

(9) AIX V7

【実行対象サーバ内前提製品の使用条件】

(1)JP1/Baseの認証サーバが起動していること。

(2)実行対象サーバのJP1/Baseがクラスタ構成の場合,プロパティplugin.destinationHostにはJP1/Baseの論理ホストが動作している物理ホスト名を,プロパティJP1.logicalHostNameにはJP1/Baseの論理ホスト名を指定してください。

注意事項

(1) UNIX環境に対してこの部品を実行する場合は,プロパティにマルチバイト文字を使用しないでください。

バージョン

02.00.00

部品のタグ

Configure JP1,Base,Windows,Linux,AIX

タスクログに表示される部品の名称

jp1baseChangePassword

戻り値

戻り値

説明

0

正常

12

異常(ユーザーミス) プロパティ不正

13

異常(ユーザーミス) 認証不可

21

異常(環境不正) コマンドが見つからない(部品スクリプトでエラーを検知)

22

異常(環境不正) メモリ/ディスク容量不足

23

異常(環境不正) 前提環境不正

24

異常(環境不正) 起動状態不正

25

異常(環境不正) 通信エラー

26

異常(連携製品トラブル) 内部エラー

41

異常(部品内でエラーを検知) プロパティ未入力(部品スクリプトでエラーを検知)

42

異常(部品内でエラーを検知) 内部エラー(部品スクリプトでエラーを検知)

プロパティ一覧

プロパティ一覧を次の表に示します。

プロパティキー

プロパティ名

説明

デフォルト値

入出力種別

必須区分

JP1.logicalHostName

実行対象サーバの論理ホスト名

実行対象サーバのJP1論理ホスト名を指定します。

− 

入力

△ 

JP1Base.authenticationServerName

認証サーバ名

JP1/Baseの認証サーバのホスト名を指定します。

− 

入力

△ 

JP1Base.password

JP1ユーザーのパスワード

JP1ユーザーのパスワードを指定します。

− 

入力

△ 

JP1Base.newPassword

JP1ユーザーの新パスワード

JP1ユーザーの新しいパスワードを指定します。

− 

入力

△ 

JP1Base.newpasswordReEnter

JP1ユーザーの新パスワード再入力

JP1ユーザーの新しいパスワードを再度指定します。

− 

入力

△ 

JP1Base.jp1UserName

JP1ユーザー名

パスワードを変更するJP1ユーザー名を指定します。

− 

入力

○ 

common.tmpFileID

一時ファイル識別ID

UNIX環境の場合に,一時ファイルを識別するIDを指定します。

− 

入力

△ 

plugin.destinationHost

実行対象サーバのホスト名

この部品を実行するサーバのホスト名またはIPアドレスを指定します。IPv6アドレスには対応していません。

− 

入力

○ 

common.returnValue

部品の戻り値

この部品の戻り値が格納されます。

− 

出力

△