Hitachi

JP1 Version 12 JP1/Automatic Operation サービステンプレートリファレンス


4.7.17 JP1イベントの登録

機能

この部品は,指定したサーバのJP1/Baseに対してJP1イベントを登録します。

また,送信先イベントサーバ名を指定した場合は,JP1イベントの到達確認を行います。

この部品では,次のサーバを前提とします。

・エージェントサーバ(実行対象サーバ)

 この部品を実行する対象です。JP1/Baseがセットアップされ,イベントサーバが起動している必要があります。

送信先イベントサーバ名が指定されている場合は,最初は3秒後にJP1イベントの到達確認を行います。そのあとは,確認間隔に指定した秒数ごとに,確認回数に指定した回数JP1イベントの到達確認を繰り返します。最大確認時間は,3+(確認間隔)*(確認回数)秒となります。

利用場面

JP1/AOの作業で発生した障害をJP1イベントとしてJP1/IM - Managerに登録します。

前提条件

【システム内前提製品】/【実行対象サーバ内前提製品】/【実行対象サーバ内前提製品の稼働OS】の最新のサポート状況については,リリースノートを参照してください。

【システム内前提製品】

 (1)JP1/Automatic Operation 11-00以降

【実行対象サーバ内前提製品】

 (1)JP1/Base 09-00以降

【実行対象サーバ内前提製品の稼働OS】

 (1) Windows Server 2008 R2 Standard/Enterprise/Datacenter

 (2) Windows Server 2012 Standard/Datacenter,Windows Server 2012 R2 Standard/Datacenter

 (3) Windows Server 2016 Standard/Datacenter

 (4) Windows Server 2019 Standard/Datacenter

 (5) Red Hat Enterprise Linux Server 6 (32-bit x86),Red Hat Enterprise Linux Server 6 (64-bit x86_64)

 (6) Red Hat Enterprise Linux Server 7 (64-bit x86_64)

 (7) Red Hat Enterprise Linux Server 8 (64-bit x86_64)

 (8) AIX V6

 (9) AIX V7

【実行対象サーバ内前提製品の使用条件】

 (1)JP1/Baseのイベントサービスが起動していること。

注意事項

(1)エージェントサーバの稼働OSがUNIXである環境に対してこの部品を実行する場合は,プロパティにマルチバイト文字を使用しないでください。

(2)送信先イベントサーバ名を指定し,"KAJP1743-E 送信先イベントサーバへのイベントの到達を確認できませんでした"のメッセージが部品の標準出力として出力された場合,JP1イベントの送信は続行中です。その場合はJP1イベントを送信したホストのJP1/IM - ViewからJP1イベントが到達したか確認してください。

(3)拡張属性プロパティ(jp1base.extendedAttribute1〜jp1base.extendedAttribute20)に「=」で始まる値を指定した場合,そのプロパティは無視されます。

バージョン

02.00.00

部品のタグ

Control JP1,Base,Windows,Linux,AIX

タスクログに表示される部品の名称

jp1baseSendEvent

戻り値

戻り値

説明

0

正常

12

異常(ユーザーミス) プロパティ不正

21

異常(環境不正) コマンドが見つからない(部品スクリプトでエラーを検知)

25

異常(環境不正) 通信エラー

26

異常(連携製品トラブル) 内部エラー

41

異常(部品内でエラーを検知) プロパティ未入力(部品スクリプトでエラーを検知)

42

異常(部品内でエラーを検知) 内部エラー(部品スクリプトでエラーを検知)

プロパティ一覧

プロパティ一覧を次の表に示します。

プロパティキー

プロパティ名

説明

デフォルト値

入出力種別

必須区分

plugin.destinationHost

実行対象サーバのホスト名

この部品を実行するサーバのホスト名またはIPアドレスを指定します。IPv6アドレスには対応していません。

− 

入力

○ 

JP1Base.eventID

イベントID

登録するJP1イベントのイベントIDを指定します。

− 

入力

△ 

JP1Base.message

メッセージ

登録するJP1イベントのメッセージを指定します。

− 

入力

△ 

JP1Base.destinationEventServerName

送信先イベントサーバ名

登録するJP1イベントを任意のイベントサーバに送信する場合は,送信先のイベントサーバ名を指定します。

− 

入力

△ 

JP1Base.sourceEventServerName

送信元イベントサーバ名

クラスタ構成の場合に,論理ホストのイベントサーバを指定します。送信先イベントサーバ名を指定しない場合は,このイベントサーバにJP1イベントを登録します。送信先イベントサーバ名を指定する場合は,このイベントサーバはJP1イベントの転送のために使用します。

− 

入力

△ 

JP1Base.checkInterval

確認間隔

登録したJP1イベントが指定した送信先イベントサーバに到達したか確認する間隔(秒)を指定します。確認回数と組み合わせて最大確認時間となります。送信先イベントサーバ名を指定した場合は必ず指定してください。

− 

入力

△ 

JP1Base.checkCount

確認回数

登録したJP1イベントが指定した送信先イベントサーバに到達したか確認する回数を指定します。送信先イベントサーバ名を指定した場合は必ず指定してください。

− 

入力

△ 

JP1Base.extendedAttribute1

拡張属性1

登録するJP1イベントの拡張属性を指定します。「拡張属性名=拡張属性値」の形式で指定してください。

− 

入力

△ 

JP1Base.extendedAttribute2

拡張属性2

登録するJP1イベントの拡張属性を指定します。「拡張属性名=拡張属性値」の形式で指定してください。

− 

入力

△ 

JP1Base.extendedAttribute3

拡張属性3

登録するJP1イベントの拡張属性を指定します。「拡張属性名=拡張属性値」の形式で指定してください。

− 

入力

△ 

JP1Base.extendedAttribute4

拡張属性4

登録するJP1イベントの拡張属性を指定します。「拡張属性名=拡張属性値」の形式で指定してください。

− 

入力

△ 

JP1Base.extendedAttribute5

拡張属性5

登録するJP1イベントの拡張属性を指定します。「拡張属性名=拡張属性値」の形式で指定してください。

− 

入力

△ 

JP1Base.extendedAttribute6

拡張属性6

登録するJP1イベントの拡張属性を指定します。「拡張属性名=拡張属性値」の形式で指定してください。

− 

入力

△ 

JP1Base.extendedAttribute7

拡張属性7

登録するJP1イベントの拡張属性を指定します。「拡張属性名=拡張属性値」の形式で指定してください。

− 

入力

△ 

JP1Base.extendedAttribute8

拡張属性8

発行するJP1イベントの拡張属性を指定します。「拡張属性名=拡張属性値」の形式で指定してください。

− 

入力

△ 

JP1Base.extendedAttribute9

拡張属性9

登録するJP1イベントの拡張属性を指定します。「拡張属性名=拡張属性値」の形式で指定してください。

− 

入力

△ 

JP1Base.extendedAttribute10

拡張属性10

登録するJP1イベントの拡張属性を指定します。「拡張属性名=拡張属性値」の形式で指定してください。

− 

入力

△ 

JP1Base.extendedAttribute11

拡張属性11

登録するJP1イベントの拡張属性を指定します。「拡張属性名=拡張属性値」の形式で指定してください。

− 

入力

△ 

JP1Base.extendedAttribute12

拡張属性12

登録するJP1イベントの拡張属性を指定します。「拡張属性名=拡張属性値」の形式で指定してください。

− 

入力

△ 

JP1Base.extendedAttribute13

拡張属性13

登録するJP1イベントの拡張属性を指定します。「拡張属性名=拡張属性値」の形式で指定してください。

− 

入力

△ 

JP1Base.extendedAttribute14

拡張属性14

登録するJP1イベントの拡張属性を指定します。「拡張属性名=拡張属性値」の形式で指定してください。

− 

入力

△ 

JP1Base.extendedAttribute15

拡張属性15

登録するJP1イベントの拡張属性を指定します。「拡張属性名=拡張属性値」の形式で指定してください。

− 

入力

△ 

JP1Base.extendedAttribute16

拡張属性16

登録するJP1イベントの拡張属性を指定します。「拡張属性名=拡張属性値」の形式で指定してください。

− 

入力

△ 

JP1Base.extendedAttribute17

拡張属性17

登録するJP1イベントの拡張属性を指定します。「拡張属性名=拡張属性値」の形式で指定してください。

− 

入力

△ 

JP1Base.extendedAttribute18

拡張属性18

登録するJP1イベントの拡張属性を指定します。「拡張属性名=拡張属性値」の形式で指定してください。

− 

入力

△ 

JP1Base.extendedAttribute19

拡張属性19

登録するJP1イベントの拡張属性を指定します。「拡張属性名=拡張属性値」の形式で指定してください。

− 

入力

△ 

JP1Base.extendedAttribute20

拡張属性20

登録するJP1イベントの拡張属性を指定します。「拡張属性名=拡張属性値」の形式で指定してください。

− 

入力

△ 

common.returnValue

部品の戻り値

この部品の戻り値が格納されます。

− 

出力

△