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JP1 Version 12 JP1/Automatic Operation サービステンプレートリファレンス


4.6.13 JP1/AJSのトラブルシュート情報取得

機能

指定したサーバのJP1/AJS3 - Manager(またはJP1/AJS2 - Manager,以降まとめてJP1/AJSと呼びます)に対し,トラブルシュート情報の収集を実行します。

この部品では,次のサーバを前提とします。

・業務サーバ(実行対象サーバ)

 JP1/AJSのトラブルシュート情報収集を実行するサーバです。前提条件に記載のJP1/AJSがセットアップされている必要があります。

プロパティJP1AJS.logFolderに指定したフォルダにトラブルシュート情報を収集します。

取得する情報は次のとおりです。なお,取得する情報の詳細や格納形式はJP1/AJSのマニュアルを参照してください。

・JP1/AJSの資料採取ツール(オプション指定なし)で取得できるすべての情報

JP1/AJSの資料採取ツールの出力メッセージは,プロパティJP1AJS.logFolderに指定したフォルダ直下にjp1ajsGetLog_result.logとして格納します。

利用場面

JP1/AJSの問題調査のため,JP1/AJSのトラブルシュート情報を収集する際に利用できます。

前提条件

【システム内前提製品】/【実行対象サーバ内前提製品】/【実行対象サーバ内前提製品の稼働OS】の最新のサポート状況については,リリースノートを参照してください。

【システム内前提製品】

 (1) JP1/Automatic Operation 11-00以降

【実行対象サーバ内前提製品】

 (1) JP1/Automatic Job Management System 3 - Manager 09-00以降

【実行対象サーバ内前提製品の稼働OS】

 (1) Windows Server 2008 R2 Standard/Enterprise/Datacenter

 (2) Windows Server 2012 Standard/Datacenter,Windows Server 2012 R2 Standard/Datacenter

 (3) Windows Server 2016 Standard/Datacenter

 (4) Windows Server 2019 Standard/Datacenter

 (5) Red Hat Enterprise Linux Server 6 (32-bit x86),Red Hat Enterprise Linux Server 6 (64-bit x86_64)

 (6) Red Hat Enterprise Linux Server 7 (64-bit x86_64)

 (7) Red Hat Enterprise Linux Server 8 (64-bit x86_64)

 (8) AIX V6

 (9) AIX V7

【実行対象サーバ内前提製品の使用条件】

 (1) JP1/AJS2 - ManagerまたはJP1/AJS3 - ManagerのOSがWindowsの場合,資料採取ツールの出力先がデフォルト(%TEMP%¥jp1ajs2¥backlog)であること。

 (2) 実行対象サーバのJP1/AJSがクラスタ構成の場合,プロパティplugin.destinationHostにはJP1/AJSの論理ホストが動作している物理ホスト名を,プロパティJP1.logicalHostNameにはJP1/AJSの論理ホスト名を指定してください。

注意事項

(1)この部品を同一の実行対象サーバに対して複数同時に実行しないでください。

バージョン

02.00.00

部品のタグ

Troubleshoot JP1,AJS,Windows,Linux,AIX

タスクログに表示される部品の名称

jp1ajsGetLog

戻り値

戻り値

説明

0

正常

13

異常(ユーザーミス) プロパティ不正

21

異常(環境不正) コマンドが見つからない(部品スクリプトでエラーを検知)

27

異常(エラー内容はタスクログで確認)

41

異常(部品内でエラーを検知) プロパティ未入力(部品スクリプトでエラーを検知)

プロパティ一覧

プロパティ一覧を次の表に示します。

プロパティキー

プロパティ名

説明

デフォルト値

入出力種別

必須区分

JP1AJS.logFolder

資料格納フォルダ

JP1/AJSの資料採取ツールで収集されるファイルを格納するフォルダをフルパスで指定します。

− 

入力

○ 

JP1.logicalHostName

実行対象サーバの論理ホスト名

実行対象サーバのJP1論理ホスト名を指定します。

− 

入力

△ 

plugin.destinationHost

実行対象サーバのホスト名

この部品を実行するサーバのホスト名またはIPアドレスを指定します。IPv6アドレスには対応していません。

− 

入力

○ 

common.returnValue

部品の戻り値

この部品の戻り値が格納されます。

− 

出力

△