Hitachi

JP1 Version 12 JP1/Automatic Operation サービステンプレートリファレンス


4.5.3 JP1修正パッチ適用(UNIX)

機能

この部品は,UNIXの実行対象サーバで,インストールされているJP1製品の修正パッチを適用します。

この部品が前提とするサーバを次に示します。

・実行対象サーバ

 この部品を実行する対象となるサーバです。

この部品の適用範囲は「JP1 Version 11 以降」です。

この部品内のスクリプトでは次のコマンドを実行します。

 ・mkdir

  -p 修正パッチの展開先ディレクトリパス(JP1.patchDestDirPathプロパティ)

 ・tar

  zxf 修正パッチのファイルパス(JP1.patchSourceFilePathプロパティ)

  -C 修正パッチの展開先ディレクトリパス(JP1.patchDestDirPathプロパティ)

 ・UPDATE

  -f

  -D 出力ファイルのパス(common.outputLogFileプロパティ)

修正パッチによってはパッチ適用時に,OS再起動などの操作が別途必要となる場合があります。修正パッチ同梱のドキュメントRELEASE.TXT「適用手順および操作方法」を確認してください。

修正パッチの展開先ディレクトリパス(JP1.patchDestDirPathプロパティ)で指定したパス先のファイルおよびディレクトリについては,削除されません。

利用場面

JP1製品の修正パッチを適用する場合に使用します。

前提条件

【システム内前提製品】/【実行対象サーバの稼働OS】の最新のサポート状況については,リリースノートを参照してください。

【システム内前提製品】

 JP1/Automatic Operation 11-00以降

【実行対象サーバ内前提製品】

 修正パッチ同梱のドキュメント,および修正パッチを適用するJP1製品のリリースノートを参照してください。

【実行対象サーバの稼働OS】

 (1) Red Hat Enterprise Linux Server 6 (32-bit x86),Red Hat Enterprise Linux Server 6 (64-bit x86_64)

 (2) Red Hat Enterprise Linux Server 7 (64-bit x86_64)

 (3) Red Hat Enterprise Linux Server 8 (64-bit x86_64)

【実行対象サーバ内前提製品の使用条件】

 修正パッチ同梱のドキュメント,および修正パッチを適用するJP1製品のリリースノートを参照してください。

注意事項

(1) 部品のプロパティには「"」(ダブルクォーテーション)および「'」(シングルクォーテーション)を含む文字列は指定しないでください。

(2) パスを指定するプロパティに「 」(半角スペース),「!」,「$」,「¥」,「`」を含む文字列は指定しないでください。

実行権限

(1) 実行サーバに接続する際のユーザーは,修正パッチを適用するために必要な権限を持っている必要があります。

バージョン

02.01.00

部品のタグ

Configure JP1,Linux

タスクログに表示される部品の名称

jp1commonApplyPatch_Unix

戻り値

戻り値

説明

0

正常

12

異常(ユーザーミス) プロパティ不正

14

異常(ユーザーミス) ファイルアクセス不可

21

異常(環境不正) コマンドが見つからない(部品スクリプトでエラーを検知)

27

異常(エラー内容はタスクログで確認)

41

異常(部品内でエラーを検知) プロパティ未入力(部品スクリプトでエラーを検知)

プロパティ一覧

プロパティ一覧を次の表に示します。

プロパティキー

プロパティ名

説明

デフォルト値

入出力種別

必須区分

plugin.destinationHost

実行対象サーバのホスト名

この部品を実行するサーバのホスト名またはIPアドレスを指定します。IPv6アドレスには対応していません。

− 

入力

○ 

JP1.patchSourceFilePath

修正パッチのファイルパス

修正パッチのファイルパスをフルパスで指定します。

− 

入力

○ 

JP1.patchDestDirPath

修正パッチの展開先ディレクトリパス

修正パッチの展開先ディレクトリパスをフルパスで指定します。

− 

入力

○ 

common.outputLogFile

出力ファイルのパス

出力するログファイルをフルパスで指定します。

− 

入力

△ 

common.returnValue

部品の戻り値

この部品の戻り値が格納されます。

− 

出力

△