Hitachi

JP1 Version 12 JP1/Automatic Operation サービステンプレートリファレンス


4.5.2 JP1サイレントインストール(Windows)

機能

この部品は,Windowsの実行対象サーバで,日立総合インストーラーの媒体に格納されているJP1製品をサイレントインストールします。

この部品が前提とするサーバを次に示します。

・実行対象サーバ

 この部品を実行する対象となるサーバです。

この部品の適用範囲は「JP1 Version 11 以降」です。

この部品内のスクリプトでは次に示す処理を行います。

・次のコマンドを実行します。

 "インストーラーの媒体配置パス(JP1.mediaStoredPathプロパティ)の値¥_OWNEXE¥HPPSINST.BAT"

  /"製品のDISK1フォルダパス(JP1.productDisk1Pathプロパティ)の値"

  /"製品のインストール先パス(JP1.productInstallPathプロパティ)の値"

 HPPSINST.BATの引数に指定する値については,インストールするJP1製品のリリースノート内でサイレントインストール機能によるインストール方法について記載している箇所を参照してください。

利用場面

日立総合インストーラーの媒体に格納されているJP1製品をサイレントインストールする場合に使用します。

前提条件

【システム内前提製品】/【実行対象サーバの稼働OS】の最新のサポート状況については,リリースノートを参照してください。

【システム内前提製品】

 JP1/Automatic Operation 11-00以降

【実行対象サーバ内前提製品】

 インストールするJP1製品のリリースノートを参照してください。

【実行対象サーバの稼働OS】

 (1) Windows Server 2008 R2 Standard/Enterprise/Datacenter

 (2) Windows Server 2012 Standard/Datacenter,Windows Server 2012 R2 Standard/Datacenter

 (3) Windows Server 2016 Standard/Datacenter

 (4) Windows Server 2019 Standard/Datacenter

【実行対象サーバ内前提製品の使用条件】

 インストールするJP1製品のリリースノートを参照してください。

注意事項

(1) 部品のプロパティには「"」(ダブルクォーテーション)および「'」(シングルクォーテーション)を含む文字列は指定しないでください。

(2) パスを指定するプロパティに「!」,「%」を含む文字列は指定しないでください。

実行権限

(1) 実行サーバに接続する際のユーザーは,JP1製品をインストールするために必要な権限を持っている必要があります。

バージョン

02.01.00

部品のタグ

Configure JP1,Windows

タスクログに表示される部品の名称

jp1commonSilentInstall_Win

戻り値

戻り値

説明

0

正常

12

異常(ユーザーミス) プロパティ不正

21

異常(環境不正) コマンドが見つからない(部品スクリプトでエラーを検知)

27

異常(エラー内容はタスクログで確認)

41

異常(部品内でエラーを検知) プロパティ未入力(部品スクリプトでエラーを検知)

プロパティ一覧

プロパティ一覧を次の表に示します。

プロパティキー

プロパティ名

説明

デフォルト値

入出力種別

必須区分

plugin.destinationHost

実行対象サーバのホスト名

この部品を実行するサーバのホスト名またはIPアドレスを指定します。IPv6アドレスには対応していません。

− 

入力

○ 

JP1.mediaStoredPath

インストーラーの媒体配置パス

日立総合インストーラーの媒体が配置されているパスをフルパスで指定します。

− 

入力

○ 

JP1.productDisk1Path

製品のDISK1フォルダパス

製品の媒体が格納されているDISK1のフォルダパスをフルパスで指定します。

− 

入力

○ 

JP1.productInstallPath

製品のインストール先パス

製品のインストール先パスをフルパスで指定します。

− 

入力

△ 

common.returnValue

部品の戻り値

この部品の戻り値が格納されます。

− 

出力

△