Hitachi

JP1 Version 12 JP1/Automatic Operation サービステンプレートリファレンス


4.2.7 標準出力部品

機能

この部品は,バージョンが10-02以前のJP1/AO同梱版サービステンプレートおよびJP1/AO Content Pack版サービステンプレートとの互換用部品です。

次の値を組み合わせて,標準出力に出力できます。

これによって,JP1/AOのステップが標準出力ファイルに出力した値を,JP1/AJS3の引き継ぎ情報設定ジョブでマクロ変数に反映できるようになります。なお,標準出力ファイルに出力した値をマクロ変数に反映するには,事前に設定が必要です。

図4‒2 標準出力部品の概要

[図データ]

注意事項

バージョン

01.00.01

タグ

なし

戻り値

戻り値

説明

0

正常に終了した。

65

JP1/AOサーバとの接続に失敗した。例えば,部品実行中にJP1/AOサーバが停止された場合が該当する。

66

次のユーザーがJP1ユーザーにマッピングされている。

  • Administrators グループに所属しないユーザーである。

  • Administrators グループに所属するビルトイン Administrator以外のユーザーで,UACが有効である。

68

対象のジョブ実行IDに関する情報がない。

69

タスク処理エンジンの環境変数の取得に失敗した。

80

タスクの実行を停止した。

81

部品が不正な状態で呼び出された。

82

タスク処理エンジンからの要求メッセージを正しくパースできない。

83

JP1/AOサーバの環境が壊れている。

84

指定された部品の情報が取得できない。

86

指定したプロパティ値に誤りがある。

127

そのほかのエラーが発生した。

プロパティ一覧

プロパティを次の表に示します。

プロパティキー

プロパティ名

説明

デフォルト値

入出力種別

必須区分

stdoutProperty

標準出力値

標準出力に出力したい値を指定します。次の形式で指定できます。また,これらを組み合わせることも可能です。

  • ?dna_サービスプロパティのプロパティキー?(サービスプロパティに入力された値を参照する場合)

  • ?dna_予約プロパティのプロパティキー?(予約プロパティに入力された値を参照する場合)

  • リテラル文字列

入力

出力できる予約プロパティ

標準出力部品で出力できる予約プロパティを次に示します。

表4‒7 出力できる予約プロパティ一覧

予約プロパティ

出力可否

reserved.loop.index

reserved.loop.input

reserved.loop.output

reserved.service.name

reserved.service.serviceGroupName

reserved.step.path

reserved.step.prevReturnCode

reserved.task.description

reserved.task.dir

reserved.task.id

reserved.task.name

reserved.task.submitter

reserved.task.tags

reserved.task.url

reserved.terminal.account

×

reserved.terminal.password

×

reserved.terminal.suPassword

×

(凡例)

○:出力できます。 ×:出力できません。

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