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JP1 Version 12 JP1/Automatic Operation サービステンプレートリファレンス


4.2.4 繰り返し実行部品

機能

フローを繰り返し実行できます。繰り返し入力プロパティ(inputProperties)に指定した値を,1 回の繰り返しごとにフローに設定し,サービスを実行できます。例えば,同じ処理を異なるサーバに実行したい場合などに便利です。繰り返し実行部品は,最大で3段までの入れ子定義ができます。

なお,フローの実行方法には,フローを並行で実行する「並行実行」と,フローの実行が完了したら次のフローを順番に実行する「逐次実行」があります。

注意事項

バージョン

01.00.01

タグ

Control Flow

戻り値

戻り値

説明

0

正常に終了した。

1

一部の繰り返し処理が失敗した。

2

すべての繰り返し処理が失敗した。

3

サービス内の繰り返し部品配下のフロー数の合計が上限を超えた。

65

JP1/AOサーバとの接続に失敗した。例えば,部品実行中にJP1/AOサーバが停止された場合が該当する。

66

次のユーザーがJP1ユーザーにマッピングされている。

  • Administrators グループに所属しないユーザーである。

  • Administrators グループに所属するビルトイン Administrator以外のユーザーで,UACが有効である。

68

対象のジョブ実行IDに関する情報がない。

69

タスク処理エンジンの環境変数の取得に失敗した。

80

タスクの実行を停止した。

81

部品が不正な状態で呼び出された。

82

タスク処理エンジンからの要求メッセージを正しくパースできない。

83

JP1/AOサーバの環境が壊れている。

84

指定された部品の情報が取得できない。

86

指定したプロパティ値に誤りがある。

127

そのほかのエラーが発生した。

プロパティ一覧

プロパティを次の表に示します。

プロパティキー

プロパティ名

説明

デフォルト値

入出力種別

必須区分

inputProperties※1

繰り返し入力プロパティ

繰り返す回数分の入力プロパティの値を1,024文字以内で指定します。

1回の繰り返しごとに,異なるプロパティを指定できます。プロパティは,コンマ区切りで指定してください。なお,コンマは区切り文字としてだけ使用してください。

また,繰り返す回数の上限は99回です。そのため,100個以上の値をコンマ区切りで指定できません。

入力

outputProperties※2

繰り返し出力プロパティ

繰り返した回数分の出力プロパティの値が1,024文字以内で出力されます。

1回の繰り返しごとに,1つのプロパティ値がプロパティ「inputProperties」の指定順にコンマ区切りで出力されます。なお,コンマは区切り文字として使用してください。

出力

outputResult

繰り返し実行結果

フローごとの実行結果がコンマ区切りで出力されます。

  • true

    フローの実行に成功した場合に出力されます。

  • false

    フローの実行に失敗した場合に出力されます。

出力

foreachMode

繰り返し実行方式

繰り返し実行するフローの実行方式を指定します。

  • parallel

    繰り返すフローが並行して実行されます。

    並行して実行できるフローの上限数は99です。上限数を超えた場合は,並行して実行できるフロー数に空きができるまで待機し,空きができ次第,フローの実行が再開されます。ユーザー設定プロパティファイル(config_user.properties)のキー「foreach.max_value」で,並行して実行できるフロー数を1〜99 で変更できます。

    エラーが発生した場合でも,未実行の繰り返しフローはすべて実行されます。

  • serial

    繰り返すフローが逐次実行されます。

    エラーが発生した場合は,未実行の繰り返しフローは実行されません。

parallel

入力

注※1

プロパティ「inputProperties」に指定した値は,繰り返し実行するフロー内で使用される予約プロパティ「reserved.loop.input」に格納されます。予約プロパティ「reserved.loop.input」および「reserved.loop.index」は,繰り返しごとに異なる値が格納されます。予約プロパティ「reserved.loop.input」および「reserved.loop.index」は,繰り返しごとに異なる値が格納されるため,参照指定「?dna_reserved.loop.input?, ?dna_reserved.loop.input?」の形式で指定してください。

注※2

プロパティ「outputProperties」には,繰り返し実行するフロー内で使用される予約プロパティ「reserved.loop.output」の値が格納されます。

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