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JP1 Version 12 JP1/Automatic Operation サービステンプレートリファレンス


2.5.16 JP1/PFMのアラーム情報一覧取得

機能

このサービステンプレートは,JP1/PFM - Managerに定義されているJP1/PFM - RMのアラーム情報一覧を取得します。

このサービステンプレートが前提とするサーバを次に示します。

・PFM管理サーバ

 JP1/PFM - Managerがインストールされているサーバです。

次の作業を実施します。

(1)PFM管理サーバで定義されたアラームテーブルのうち,サービスキーで指定したJP1/PFM - Managerに定義されているJP1/PFM - RMのアラームテーブル名の一覧を指定されたファイルにテキスト形式で出力します。ファイルの出力フォーマットは,JP1/PFMのjpctool alarm listコマンドの出力結果と同じ形式です。

前提条件

【システム内前提製品】/【サービステンプレート実行システム内前提製品】/【サービステンプレート実行システム内前提製品の稼働OS】の最新のサポート状況については,リリースノートを参照してください。

【システム内前提製品】

 JP1/Automatic Operation 12-00以降

【サービステンプレート実行システム内前提製品】

(1) JP1/PFM - Manager 09-10-11以降

【サービステンプレート実行システム内前提製品の稼働OS】

(1) Windows Server 2008 R2 Standard/Enterprise/Datacenter

(2) Windows Server 2012 Standard/Datacenter,Windows Server 2012 R2 Standard/Datacenter

(3) Windows Server 2016 Standard/Datacenter

(4) Windows Server 2019 Standard/Datacenter

(5) Red Hat Enterprise Linux Server 6 (32-bit x86),Red Hat Enterprise Linux Server 6 (64-bit x86_64)

(6) Red Hat Enterprise Linux Server 7 (64-bit x86_64)

(7) Red Hat Enterprise Linux Server 8 (64-bit x86_64)

(8) AIX V6

(9) AIX V7

【サービステンプレート実行システム内前提製品の使用条件】

(1) JP1/PFM - Managerが起動していること。

(2) JP1/PFMでプロダクト名表示機能が有効になっていること。

(3) JP1/PFMのjpctoolコマンドの使用条件を満たしていること。

注意事項

(1) このサービスは,同一サーバに対して複数同時に実行できません。

(2) このサービスでは,PFM管理サーバ上でjpctoolコマンドを実行します。そのため,サービス実行中にPFM管理サーバ上でjpctoolコマンドを実行しないでください。同様に,PFM管理サーバ上で,jpctoolコマンドを実行中の場合は,このサービスを実行しないでください。

(3) UNIX環境に対してこのサービスを実行する場合は,プロパティにマルチバイト文字を使用しないでください。

(4) リモートおよびローカルに指定するファイル名が既に存在する場合,既存のファイルを上書きします。また,リモート側のファイルは削除します。そのため,指定したファイル名に誤りがないか,十分に確認してください。

(5) リモートに指定したパスのフォルダが存在しない場合は,そのフォルダを作成します。作成したフォルダは削除せずに残ります。定期的に使用しない場合は削除してください。

バージョン

02.00.00

タグ

Gather JP1 information,PFM

プロパティ一覧

プロパティに設定されているプロパティグループの一覧を次に示します。

プロパティグループ

説明

初期表示

監視システム環境情報

PFM管理サーバの環境情報を指定してください。

表示されます。

アラーム一覧取得情報

取得するアラーム一覧に関する情報を指定してください。

表示されます。

[サービス設定]画面に表示されるプロパティの一覧を次に示します。

(凡例)

○:プロパティの指定は必須です。

△:プロパティの指定は省略可能です。ただし,ほかのプロパティの指定内容によっては,指定が必須になります。各プロパティの「説明」を確認してください。

プロパティキー

プロパティ名

説明

入出力種別

共有設定

必須区分

プロパティグループ

jp1pfm.pfmHostName

PFM管理サーバのホスト名

JP1/PFM - Managerがインストールされたサーバのホスト名またはIPアドレスを指定します。IPv6アドレスには対応していません。クラスタ構成の場合は,実行系サーバの物理ホストまたは論理ホストを指定してください。

入力

無効

○ 

監視システム環境情報

jp1pfm.reportOutputFileNameRemote

出力ファイル名(リモート)

アラーム情報一覧をPFM管理サーバに出力する際の一時ファイル名をフルパスで指定します。

入力

無効

○ 

アラーム一覧取得情報

[サービス設定]画面および[サービス実行]画面に表示されるプロパティの一覧を次に示します。

プロパティキー

プロパティ名

説明

入出力種別

共有設定

必須区分

プロパティグループ

jp1pfm.serviceKey

サービスキー

アラーム情報一覧を取得するサービスキーを指定します。

入力

無効

○ 

アラーム一覧取得情報

jp1pfm.reportOutputFileNameLocal

出力ファイル名(ローカル)

アラーム情報一覧を取得するファイル名をフルパスで指定します。

入力

無効

○ 

アラーム一覧取得情報

[サービス設定]画面に表示されるプロパティの入力制限を次に示します。

プロパティキー

入力可能文字

jp1pfm.pfmHostName

255文字以内の半角英数字および「.」,「-」。

jp1pfm.reportOutputFileNameRemote

256文字以内の文字列。ただし,「<」,「>」,「|」,「;」,「&」,「*」,「?」,「"」,「%」,「`」および末尾の「¥」,「/」を除く。

[サービス設定]画面および[サービス実行]画面に表示されるプロパティの入力制限を次に示します。

プロパティキー

入力可能文字

jp1pfm.serviceKey

2文字以上16文字以内の文字列。ただし,「<」,「>」,「|」,「;」,「&」,「"」,「`」を除く。

jp1pfm.reportOutputFileNameLocal

256文字以内の文字列。ただし,「<」,「>」,「|」,「;」,「&」,「*」,「?」,「"」,「%」および末尾の「¥」,「/」を除く。

フロー仕様詳細

フロー仕様詳細を次の表に示します。

階層

[タスク詳細]画面での表示名

ステップ名

部品

部品名

説明

エラー時の回復方法

1

アラームテーブル一覧取得

アラームテーブル一覧取得

アラームテーブル名一覧取得(JP1/PFM - RM)

アラームテーブルの一覧を取得します。

エラーの原因を取り除いたあと,サービスを再実行してください。

2

ファイル転送

ファイル転送

ファイル転送部品

一覧を転送します。

エラーの原因を取り除いたあと,サービスを再実行してください。

3

一時ファイル削除

一時ファイル削除

ファイル削除

一時ファイルを削除します。

エラーの原因を取り除いたあと,サービスを再実行してください。