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JP1 Version 12 JP1/Automatic Operation コマンド・API リファレンス 


1.5.2 hcmds64checkauth(外部認証サーバとの接続確認)

機能

外部認証サーバと連携する場合に,外部認証サーバ連携コンフィグファイルの設定および外部認証サーバとの接続を確認します。

JP1/AOでは外部認証サーバとしてJP1/BaseまたはActive Directoryと連携できます。

このコマンドを実行すると次の項目がチェックされます。

形式

hcmds64checkauth
     /user ユーザー名
     /pass パスワード
     [/summary]

引数

/user ユーザー名

外部認証サーバに登録済みのユーザー名を指定します。ただし,JP1/Baseの認証機能と連携する場合には,JP1/AOに登録済みのユーザー名と重複しないユーザー名を指定してください。

/pass パスワード

外部認証サーバに登録済みのユーザー名に対応するパスワードを指定します。

/summary

コマンド実行時に表示される確認メッセージを簡略化します。このオプションを指定した場合,表示されるメッセージは,処理フェーズごとの成否を示すメッセージ,エラーメッセージ,および結果を示すメッセージだけとなります。ただし,結果を示すメッセージと同様のエラーメッセージがある場合,途中のエラーメッセージが省略されて,結果を示すメッセージだけが表示されます。

格納先

Windowsの場合

共通コンポーネントのインストール先フォルダ\bin

Linuxの場合

/opt/HiCommand/Base64/bin

実行権限

Administrators権限またはroot権限を持つユーザーで実行してください。

戻り値

戻り値

説明

0

正常に終了しました。

1~99

シンタックスエラーの総数です。

100

シンタックスエラーの行数が100を超えた場合の終了コードです。

101~199

接続エラーまたは認証エラーが発生しました。

1の位:接続エラーの数

10の位:認証エラーの数

それぞれの位の最大は9です。9以上発生しても9のままとなります。

247

userオプションに指定したユーザーIDが,JP1/AOに登録されているユーザーIDと重複しているため,認証できません。重複していないユーザーIDを指定してください。

248

JP1/Baseが,このコマンドを実行したホストと同一ホスト上にインストールされていません。

249

サポートしていないバージョンのJP1/Baseが使用されています。

250

セカンダリーサーバからコマンドが実行されました。

252

定義ファイルの共通項目の設定が不正です。

253

外部認証連携が設定されていません。

254

引数が不正です。

255

異常終了しました。

使用例

Windowsで,外部認証サーバとの接続を確認する場合のコマンドの使用例を示します。

hcmds64checkauth /user test01 /pass TTdate00 /summary