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JP1 Version 12 JP1/Automatic Operation サービステンプレート開発ガイド 


6.3.1 部品プロパティとは

部品のプロパティを定義することで,部品の実行に必要なパラメータを指定したり,部品の実行結果を取得したりできます。部品プロパティには次の種類があります。

入力プロパティ

リモートコマンドを実行する際のコマンドの引数や,操作対象ホストなど,部品の実行に必要な入力値を格納するためのプロパティを定義できます。

出力プロパティ

リモートコマンドの実行結果(標準出力や標準エラー出力)など,部品の実行結果を格納するためのプロパティを定義できます。

部品のプロパティは,定義した部品内でだけ有効です。

部品の入力プロパティに格納できる値の最大値は,composite型のサービスプロパティがマッピングされていない場合は1,024文字,composite型のサービスプロパティがマッピングされている場合は30MBです。最大値を超える値を指定した場合,最大値を超える部分の値が切り捨てられます。

また,部品のプロパティのうち,プロパティキーと用途があらかじめ決まっているプロパティを「予約部品プロパティ」と呼びます。予約部品プロパティは,リモートコマンドの実行ホストまたは認証情報を指定するために,部品プロパティとして定義する必要があります。