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JP1 Version 12 JP1/Automatic Operation サービステンプレート開発ガイド 


3.7.1 ステップとして使用しているコンポーネントのバージョンの管理について

JP1/AOでは,開発サービステンプレートのステップとして使用しているコンポーネントのバージョンを一括または個別に変更できます。なお,コンポーネントのバージョンを変更した場合,プロパティ値などのユーザーが設定した情報を引き継ぐことができます。また,ステップとして使用しているコンポーネントのバージョンを確認することもできます。これらの機能は,複数のバージョンを持つコンポーネントが対象です。

なお,サービス部品を使用したコンポーネントのバージョンを変更する場合で,サービス部品の内部にさらにサービス部品を含むとき,内部のサービス部品のバージョンは変更されません。

ステップとして使用しているコンポーネントのバージョン管理機能

ステップとして使用しているコンポーネントのバージョンを確認および変更する方法は,[一括適用][個別適用]から選べます。それぞれの機能を次に説明します。

[一括適用]

ステップとして使用しているすべてのコンポーネントを,最新バージョンのリリース部品またはサービス部品に一括で変更する機能です。ただし,すでに最新バージョンのコンポーネントを使用しているステップは変更されません。また,ステップとして使用しているすべてのコンポーネントのバージョンを確認することもできます。

[個別適用]

ステップとして使用しているコンポーネントの中から,特定のコンポーネントを任意のバージョンに変更する機能です。また,特定のコンポーネントのバージョンを確認することもできます。

[一括適用][個別適用]の機能の違いを,次の表に示します。

表3‒14 [一括適用][個別適用]の機能の違い

比較する内容

[一括適用]

[個別適用]

変更対象となるコンポーネント

最新バージョンよりも古いバージョンのコンポーネント。

指定したコンポーネント。バージョンは問いません。

変更後のコンポーネント

最新バージョンのリリース部品およびサービス部品。

指定したバージョンのコンポーネント。

ヒント

この機能の対象は,開発サービステンプレートです。リリースサービステンプレートのステップが使用しているコンポーネントのバージョンを変更したい場合は,事前にサービステンプレートを複製して,開発サービステンプレートとしてください。