Hitachi

JP1 Version 12 JP1/Automatic Operation 運用ガイド 


1.16 JP1/IMのイベント監視機能との連携

JP1/IMは,JP1シリーズ製品やその他のミドルウェア製品と連携し,システム全体の構成管理・運用管理をすることで,システムを統合管理する製品です。

JP1/AOをJP1/IMと連携させることで,JP1/AOが発行するJP1イベントをJP1/IMで一元監視できます。

図1‒24 JP1イベント通知の概要

[図データ]

JP1/IMのイベント監視機能との連携でできることを次に示します。

JP1イベント連携

JP1イベントは,JP1/Base経由でJP1/IM - Managerに転送されます。これによって,JP1/IM - Viewの[イベントコンソール]画面から,JP1イベントを一元的に監視できます。

JP1イベントは,タスクの状態遷移の検出時,JP1/AOの起動および停止時,データベースの異常検出時に発行されます。

注※

JP1/AOが非クラスタ構成の場合,JP1/AOと同一ホスト上にあるJP1/BaseにJP1イベントが通知されます。JP1/AOがクラスタ構成の場合,JP1/AOと同一の論理ホスト名を持つJP1/BaseにJP1イベントが通知されます。

モニター起動連携

JP1/IM - Viewに呼び出す画面を定義しておくことで,JP1イベントから関連するJP1/AOの画面を表示できます。例えば,タスクが失敗したというJP1イベントから,タスクの処理結果を示すJP1/AOの画面を表示できます。

統合機能メニュー連携

JP1/IM - Viewの統合機能メニューに登録することで,JP1/IM - ViewからJP1/AOの画面を表示できます。

〈この節の構成〉