6.4.1 バージョンアップインストールの事後作業（バージョン10から12へバージョンアップする場合）
Windowsで，JP1/AOをバージョン10から12へバージョンアップする場合，インストール後に次の作業を行ってください。
バージョンアップ後に環境をバックアップしてください。JP1/AOをバージョン10から12へバージョンアップしたあとは，バージョン10以前のデータに戻せません。運用中に問題が生じた場合は，バージョンアップ直後のバックアップデータをリストアしてください。
バージョンアップインストール後，ポート番号がデフォルト値に戻ります。デフォルト値から変更している場合は再設定してください。
クラスタ環境でバージョンアップインストールした場合，次に示す定義ファイルのポート番号の設定値を一致させてください。JP1/AOとWebブラウザー間の通信方式によって設定する個所が異なります。
通信方式がhttpの場合
共通コンポーネントのインストール先フォルダ\uCPSB\httpsd\conf配下にあるuser_httpsd.conf
Listen ポート番号 Listen [::]:ポート番号
共有フォルダ名\jp1ao\conf配下にあるコマンドプロパティファイル（command_user.properties）
通信方式がhttpsの場合
共通コンポーネントのインストール先フォルダ\uCPSB\httpsd\conf配下にあるuser_httpsd.conf
Listen 127.0.0.1:ポート番号
共有フォルダ名\jp1ao\conf配下にあるコマンドプロパティファイル（command_user.properties）
バージョン12のJP1/AOでは，インストール先フォルダや共通コンポーネントのコマンド名が変更されるため，設定を見直してください。